自然歩道  

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雲仙普賢岳・妙見岳 1359.3M
1333.0M
2006.01.23 仁田峠⇒妙見岳⇒紅葉茶屋⇒普賢岳⇒紅葉茶屋⇒仁田峠
          
アウトドア店のバスハイク参加。参加者16名。
雲仙普賢岳は12月に襲った寒波による通行止めにより前回の山行は中止となった。今回はその再挑戦。
ここ数日も尚寒波が続く。当然九州地方の天気も荒れ気味。やっと22日(日)には久々の快晴となった。
ところが翌日にはまた天気は下り坂。朝6時過ぎに家を出る頃は雪が降り始めた。少し気分はダートグレイ。

雲仙へ向かう長崎自動車道では途中から雪がちらつく。これは登れるには間違いないが、ただただ視界不良の雪道歩きに終
始するのではないかと思った。ところが諫早インターを降りて57号線に入ると雪の気配は無くなった。
途中での車の渋滞が気になったがマイクロバスは小浜から雲仙道路を走り、温泉街を抜けて仁田峠を目指す。
このあたりから車窓から見える車道は雪で凍結してるんでは?と思えるくらいの状況。車はスピードを押さえて慎重に進む。
ッと道路先方に作業車らしいのが2台、人が走るくらいのスピードで前を進む。よく見ると道路が凍結しないように道路に散布す
る車と撒くものを積んだトラック。我がマイクロバスもその後をノロノロと随う。
やがて仁田有料道路へ。ここで作業車と別れたが、マイクロバスは安全運転でゆっくり進む。

仁田峠で軽く準備体操をして10時53分スタート。天気は青空が覗いたり曇り空になったり。天気が急速に悪化する気配はまっ
たく感じられない。快適な歩きが期待出来そうだ。
仁田峠から妙見岳登山道を登る。仁田峠付近は僅か数センチの積雪であったが登山道を登るにしたがって積雪も増えた。
スタートして約50分、ロープウエイ駅横の東屋でアイゼン装着。
雲仙はやはり日本でも有数の観光地。観光客と我々登山者が同じくらい。ブランド品で包まれたコート(かどうかはわからない)
を着た人達、片やスパッツとアイゼン姿の登山者がかわるがわる案内板を背に記念撮影。誠に奇妙な取り合わせである。

妙見登山道はなかなか急登。然しながら風がまったく感じられないので歩きは快適。登るにつれて霧氷の光景が増してきた。
      

仁田峠駐車場

妙見岳への登り道

         
やがて美しい霧氷の中を歩く先方に鳥居が見えてきた。その先に神社が現れた。ここが妙見岳山頂(1,333M)。
    

アイゼン装着

妙見岳直前の霧氷

       
妙見岳から国見岳分岐、紅葉茶屋を目指す。妙見岳から紅葉茶屋までは130メートル程度の標高差。
歩いた感じとしては一山下りるような感じがした。
確か国見峠分岐までの途中であったと思うが、素晴らしい霧氷の景色の場所があった。うかつにもシャ
ッターを押すタイミングを外してしまった。
     
     
やがて紅葉茶屋直前の鞍部らしき所に出た。目の前の霧氷の景色は勿論、左右の山の斜面を覆う霧氷の
景色に暫らく足を止める。降りてきた妙見岳の中腹かどうか定かではないが、ツララが斜めに数十メートル
走っているのが見える。傍に行って見たら凄いだろうな〜とフッと難所ヶ滝のことを思った。
   
     やがて普賢岳登り口の紅葉茶屋へ到着。茶店でもありそうな名前だがここは何もない。
時刻は12時30分過ぎ。ここで昼食タイムとなった。雪に覆われた狭い空き地の中で、めいめい適当に腰
をおろすが、自分はそれが大の苦手。
シートを敷いた上にザックを乗せ、その横で立ったまま弁当をパクつく。約18分の食事休憩で出発。
   

見事な霧氷

       
紅葉茶屋は標高約1,200M、普賢岳が約1,339Mだから標高差約140M。
大した難所もなく雪を一歩一歩踏みしめながら紅葉茶屋から約24分で普賢岳山頂到着。
ここまでの天気は時々遠望の視界不良の時もあったが、概ね良好。陽が射す場面も多くなった。
それに有り難いことに風がほとんど無い。
先日三郡山で帽子を吹き飛ばされた苦い経験があるので、やはり普賢岳山頂では風も強くなろう
かと、紅葉茶屋でニットの帽子に替えた。しかしその必要は無かった。

紅葉茶屋から普賢岳を目指す

普賢岳山頂

         
あいにくと普賢岳山頂はガスがかかって視界不良。平成新山もすっぽりとガスで覆われて見えない。
ここで集合写真を撮るため山頂標識に集まってガヤガヤ喋っている時に、フッと後ろを振り向くと平成新山
が上の方を除いて7割方山容が現れた。
次に振り向くまで数十秒あっただろうか。山頂付近は見えなくても・・・と思ってシャッターを押すつもりで振
り返ると平成新山の姿はスッポリとガスで覆われ無くなってしまっていた。

そこで少し待てばガスも晴れるかと、山頂下の空き地で暫らく待機したが結局現れてくれなかった。
    

普賢岳山頂風景

       
帰りは紅葉茶屋へ戻り、薊谷を歩いて仁田峠へ帰る。
仁田峠近くになって振り返ると普賢岳、平成新山がくっきりと姿を現している。
平成新山の山頂付近は雲で覆われているが、時々薄っすらと山頂ドームを垣間見ることが出来た。
   

仁田峠より普賢岳・平成新山を振り返る

        
今日の参考タイム

仁田峠

妙見岳

紅葉茶屋
(昼食)

普賢岳

紅葉茶屋

仁田峠

10:53

11:56

12:37
12:55

13:19
13:40

14:00

15:06

 

63分

41分

24分

20分

66分

タイムは実際に歩いた時間で個人差がありあくまでも参考です。
移動時間のみで休憩時間等は含んでいません。
尚、タイムはデジカメで記録された時間を表示しています。



   

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