自然歩道
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城 山 | 369.3M | 2006.06.29 | 正面(南)登山口⇒城山⇒正面(南)登山口 |
梅雨に入ると城山のウスキキヌガサタケが気になりだした。 ここは唐津街道・泉さんのキヌガサタケ情報を拝見しながら出かけるチャンスを窺う。 6月20日以降から続々と開傘情報がアップされだした。ここ数日雨が続いて菌の活動もかなり活発になって きたんではないか、おまけに雨も一段落してムシムシする状態。たまに晴れ間も顔を覗かせる。 じゃ〜今日は間違いなく出会えると自分流の解釈で城山正面登山口までハンドルを握る。 登山口で偶然にも唐津街道・泉さんと出会う。「多分今日は期待できますよ」という言葉に励まされて出発。 問題は開傘の時刻。早すぎても、ほんのちょっとの遅れでもダメ。8時に着くように朝6時に出発したらなんと 7時に着いてしまった。7時だったらキヌガサタケを探しながらゆっくり登ればそんなに早すぎることもないだろ うと歩くがキヌガサタケの姿はさっぱり。 途中で降りてくる地元の方に尋ねても、今日は1本も見なかったという返事ばかり。こりゃ〜自分の考えが甘 かったかな?とちと自己嫌悪に陥る。 遊歩道と自然道とに別れる分岐から暫らくの地点(登山口から10分)でネズミ色のキノコらしきものを発見。 しかしこれは自分がイメージしていたものとは全く違う。ひょっとしたら昨日まで開傘していたキヌガサタケの 残骸ではないかと半信半疑のままデジカメに撮って通り過ぎた。 その後も下山する地元の方との会話は「今日はダメですね〜一本も見なかったですよ」 もう半分諦めて城山から金山北岳まで往復歩こうかと考えながら登っていると、下から賑やかに会話しながら 登ってくる男女2人連れと出会う。で返事は同じとわかりながらまた同じ質問を繰り返す。 ところが戻ってきた返事が「下にありましたよ・・・」。場所を聞くとどうも残骸と思いながら撮ったのと同じ場所 のようだ。念のためデジカメを出して確認するとやはりそれが開傘前のウスキキヌガサタケとわかった。 時間調整のために山頂へ登り、10分休憩後一目散にその場所へ急ぐ。やがて撮影場所へ着くともうそこは 撮影・見物の登山者でいっぱい。内心・・・ウキウキ。 |
7:10 これ? 半信半疑で通る |
半信半疑で通った箇所に人だかりが やっぱり! |
7:10に撮った上の写真から1時間。ウスキキヌガサタケは完全に変身中。その移り変わりをデジカメに撮った。 8:10から僅か15分で完全な貴婦人のような姿になった。 最初は左側の傘に粘着性があるのか、お互いに絡まったような状態で格好よく開けないでいたが、ある瞬間プチ ッという感じで絡まりが解け後はふんわりした格好良い姿に。 |
8:10 上の写真から約1時間後 |
8:15裾が伸びてきた 左側がうまく開かない |
8:20 段々形が整ってきた |
8:25 これで完全に開いた |
ギャラリーも大勢詰め掛けた |
ここで降りてくる登山者の情報で、この場所から少し上の方で2箇所開傘していると聞いて、また山頂方向へ 後戻り。2箇所発見後は山頂まで登り返してまた同じ箇所を通ったら、先ほどの姿がこんな姿になっていた。 完全に開傘して1時間後である。8時から9時頃が最も美しい姿を現す時間帯のようだ。 それでも感嘆の声をあげて夢中に撮影する数人の登山者の姿があった。1時間前の画像を見せたかったけど。 |
9:25 一時間後にはこの姿 |
下3枚はもう一度山頂方向へ戻って見てきたウスキキヌガサタケ。左2枚は同じ場所。こちらの方が少し大きい感じでちょ うちん形。右端のは登山道よりかなり距離があって3倍ズームでは大きく撮れない。 今日はこれで4本のウスキキヌガサタケを見ることが出来た。昨年は全くダメ、一昨年が1個を考えればラッキーであった。 |
2本目 |
3本目は2本目の2・3M隣に |
4本目 登山道よりかなり下 |