自然歩道  

Back To Index

岩井川岳 1522M 2007.01.28 瀬の本登山口⇒岩井川岳⇒扇ヶ鼻⇒沓掛山⇒牧の戸登山口
      
アウトドア店の岩井川岳の山行に参加。
岩井川岳は昨年の9月にあった「くじゅう9峰巡り」で9峰目にやってくる筈であったが、あいにくの悪天候で予定が
大幅に遅れ岩井川岳への分岐で寄らずに、そのまま瀬の本登山口へ下りたので、その後岩井川岳が頭の中にち
ょっと引っ掛かっていた。そこで今回の参加となった。

暖冬が続くといわれながらここ数日は天気が大幅に崩れそうな感じ。当日の早朝、テレビで福岡地方は大雪注意
報が出されているのを知った。幸い大分地方は曇り時々晴れの予報。福岡地方が大雪ならば大分地方も全くこの
影響を受けないことは無いだろうと懸念しながら、時々フロントガラスに落ちる小雨の水滴をワイパーで払いのけな
がら集合場所へ向かった。

九州自動車道へ入った時からどんよりとした空模様。今日はどんな山行になるのかと思いながらバスに揺られてい
るうちに西へ進むにつれて空が明るくなってきた。登山口の瀬の本に着いた時は全く空の心配はいらなくなった。

準備体操の後、9時50分瀬の本登山口をスタート。登山口から暫らくはほんのりと残雪らしきものは見受けられる
ものの、殆んど冬枯れの登山道であった。
この登山道は9峰巡りでは下りで歩き、笹が多く時には頭の上まで覆いかぶさる笹を掻き分けながら歩き、なんと
歩きにくいダラダラした登山道かという印象だった。しかし今日は見通しが良く周囲の景色が楽しめ、しかも傾斜が
緩やかで息があがることもなく大変歩き易かった。

スタートから1時間10分の所で今日のガイド役Sさんからアイゼン装着の号令。皆それぞれに場所を選んで装着。
中には久し振りの装着なのか、「あれ・・・? これどげんしよったかいな・・?」との声も飛ぶ。

緩やかな傾斜の登山道も少しずつ傾斜を強め高度も上がる。高度1200M付近になると積雪もはっきりしたものに
なった。そして高度1300M以降から見事な霧氷の世界が広がった。
進めば進むほど素晴らしい眺めの霧氷の世界。周囲で感嘆の声が響く。前へ進む毎に息を呑むような被写体。立
ち止まってはデジカメのシャッターを押す。
   



アイゼン装着

段々と積雪が・・・・

       
やがて見覚えがある岩井川岳への分岐に到着。ここから西へ進路をとる。ところが登る途中から視界に入る山が
岩井川岳とばかり思い込んでいた(下左写真の山)ので、その山とは反対方向に進んだ。ほとんどなだらかな草
原のような道。歩く方角には山は何も見当たらない。むしろ分岐から曲がって若干下っているような感じ。
分岐から距離にして300メートル弱程度、歩いて数分、何やら先方に小さな標識らしきものが見える。まさしくそ
こが岩井川岳山頂だった。
地図ソフトで調べたら分岐が高度1537メートル、山頂が1522メートル。な〜るほど。分岐より低い山頂とは思
ってもみなかった。

岩井川岳で数分過ごし分岐へ戻って小さな木陰で風避けしながら昼食・休憩。
     

素晴らしい霧氷の世界

岩井川岳 後方:扇ヶ鼻

     
帰路は扇ヶ鼻を登り、その先の扇ヶ鼻分岐から沓掛山を通り最終地点・牧の戸峠を目指す。
思わぬ快晴の天気に恵まれ風も殆んど感じず、素晴らしい冬景色を楽しみながの歩き、大満足であった。
今日は日曜日。牧の戸から星生山、久住山、天狗ヶ城、中岳に通じる登山道はくじゅうでもメインストリート
のひとつ。周囲を見渡したらいたるところで登山者のグループが豆粒大に見え、蟻のように移動するような
感じに見えた。
   

扇ケ鼻を下る

     

モンスター・・・?

扇ヶ鼻よりの帰路 三俣山方面

      
牧の戸峠到着直前のコンクリートの登山道でいきなり尻すべりが始まった。大きめのビニールの袋を敷い
て滑るのである。なるほど面白いことやるな〜と振り返りながら下っているとよく一緒になるKさんが半ば
強制的に自分に滑ろと勧める(笑)。
2回滑ったが最初はコツがわからず尻がビニールからずれそうになった。2回目はずれないようにビニール
の端を掴んでやったら幾分前に進んだ。リュージュみたいに上体を後ろに反らせばスーッと滑りそうだった
が、何せ2・3メートルごとに段差があるコンクリート道。それが気になって・・・。しかし一時、童心に帰った
ような気分。
   

プライバシーに配慮して画像を小さめにしました

童心に帰る 牧ノ戸峠直前のコンクリートの登山道で

        

童心に帰る Kさん

童心に帰る

            
山行が予定より早く終わったので、温泉に浸かった後、「夢の吊り橋」へ寄ることになった。
冬場に入りしかも4時近くで少し陽が落ち気味だったので、周囲が暗く滝の景色はイマイチの感じ。
新緑の季節か紅葉の季節に渡れば、また趣が違ったにちがいない。
帰りの渡りでチラチラと雪が舞いだした。それでも渡り客は次から次ぎへ・・・・・・。寒かった。
   

今日の参考タイム

瀬の本登山口

岩井川岳

岩井川岳分岐
(昼食)

扇ヶ鼻

沓掛山

牧ノ戸峠

9:50

11:50

12:00
12:25

13:00

14:10

14:35

タイムは実際に歩いた時間で個人差がありあくまでも参考です。
途中でのアイゼン装着・外し、小休止などの時間を含んでいます。


   

inserted by FC2 system