自然歩道  

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福智山
鷹取山
900.6M
633.0M
2007.08.17 上野登山口⇒白糸滝⇒福智山・避難小屋⇒上野越⇒鷹取山⇒上野越⇒上野登山口
     
凧さんと福智山へ登ることになった。
福岡の山を中心に登りながら福岡の名峰のひとつ福智山にまだ登ったことがなかった。そこで今日の希望とし
て福智山を含めて3つ希望出していたが、まだ登っていない山として福智山を案内していただくことになった。

凧さんと7時に待ち合わせ一般道を通って、今日の登山口である上野へ。筑豊地方には全く疎い我が頭では
どこをどう通ったのかわからないが、八木山峠、飯塚を通って上野焼で有名な上野の登山口近くの駐車場へ
8時30分過ぎに到着。町営の立派な駐車場。自分達の車以外に1台の軽自動車が駐車しているだけだった。

8時40分、駐車場を歩き出す。登山口まではコンクリートの緩い登り歩き。5分ほどで上野登山口到着。
ここで福智山へのコースが2つの分かれる。ひとつは上野越を経由して福智山へ、もうひとつは白糸滝を経由
して登るコース。
今日のコース予定は白糸滝へ寄って山頂へ。従って白糸滝がある右側・北東方向の登山道へ入る。ものの5
分で白糸滝へ到着。滝の下へ立つと冷気が伝わってくるようだ。朝の9時、気温もそろそろ上がってきていた
が、まだまだ体を動かしていないので体に熱が溜まっていない。涼しさだけを感じて登山道へ入る。
   

白糸滝

       
白糸滝からの登山道は急登の連続。いずれは少し平坦な歩きもあろうかと、そればかりに望みを掛けながら登り
上がるも進めど進めど急登ばかり。気温もぐんぐん上昇。かなり蒸し暑くなってきた。汗がポタポタ噴出してくる。
樹林の中の歩きで直射日光を受けないのがせめてものささやかな幸い。しかし風がまったく無い。
これまではやせ我慢して登りの前半では水補給をあまりしなかったが、今日は最初からこまめに足を止め水補給。

途中で上から下りてくる夫婦に出会った。ウチワで追ってくるアブを払いのけながら下りてくる。すれ違い際に「ア
ブがしつこくて・・・」。すれ違うまではアブにまとわりつかれることはなかった。しかしすれ違った直後からアブが
しつこくまとわりつく。どうやら夫婦を追っかけてきたアブ、今度は新しい標的を見つけたらしい。Uターンしたよう
だ。そしてとうとうアブの餌食になってしまった。
長袖のシャツを少し捲り上げていたところにジカっと噛み付かれてしまった。

苦しい登りはまだまだ続く。登っていてこのコース、昭和の森から登る頭巾山コースに似ている。しかし、この暑さ
では頭巾山コースで味わった倍以上の苦しさ・蒸し暑さを感じた。
やがてロープが張ってある箇所に着いた。凧さんからロープ箇所がこれから2・3箇所あると後ろから声がかかる。
1箇所は短い長さだったが、次のロープからは延々と続くロープを張った登りが続く。
途中で林道を横切り、暑さと戦いながら登り続けると、やがて道は草原状の登山道になった。視界がパッと開けた。

振り向くと遠くは靄がかかって福岡市内方向や背振山方向は見えなかったものの、眼下の直方や筑豊の町が見
える。筑後川も見える。微風がそっと吹き抜ける。今までの悪戦苦闘の登りをすっかり忘れてしまっていた。

そして山頂が広い公園のように見える鷹取山が眼と鼻の先に。鷹取山が苦闘中に樹林の間から見えた時は鷹取
山頂は見えた地点よりも、高度はもっと上の方であった。その山が今ははるか下に見える。よくぞ頑張ったな〜!
   

樹林の急坂を終わるとこの景色

そして草原の登山道から鷹取山が見える

      
やがて先方に福智山頂が現れる。この景色、何回もHPで見た光景。歩きながら「あ〜とうとう着いたぞ」と足早に
歩く。しかし気持ちと脚力は反比例。山頂へ急ごうとすると脚がなかなか前に出ない。あそこが山頂だという気持
だけが背中を押してくれる。登山口をスタートして約2時間(正確には1時間53分)、山頂到着。
温度計を覗いたら34度。直射日光は当たってないし、風がよく通る所にある温度計だから、ほぼ正確だと思う。
山頂で34度とは。最初はウソだろうと疑ってみたが・・・・。
     



福智山山頂

福智山

      
さて、今日の山頂は風が吹いているようないないような。風は吹いても続かない。結局、凧さんカイト浮揚をあき
らめる。
山頂下に避難小屋と水場があるということで、少し山頂より下りる。小屋には1人の登山者が休憩中。自分達も
小屋にザックを置いて腰を降ろす。その後、小屋の周囲を歩いてみたら小屋の横に立派なトイレができていた。
中はどんなもんかと覗いたら、なかなか立派なトイレ。沢山の周囲の協力で建てられたようだ。

凧さんが近くの水場(通称:たぬき水)に行くというので、自分も後を追った。ここら辺りはタヌキが生息しているら
しい。下の写真では水がチョロチョロのように写っているが、実際はどうしてどうして、豊富な量の山水がとうとう
と流れていた。
その冷たさはまた格別。流れに手を入れたら5秒くらいで、その冷たさに手を引っ込めてしまった。タオルを濡らし
て顔一面にタオルを覆うと、本当に生き返った感じ。暫らくそのままの状態で涼を貪る。
避難小屋でオニギリをパクつき、約1時間の休憩。涼しくて気持ちよく、時間さえあれば小屋の板張りで昼寝した
いくらいだった。
   
休憩後、帰路は山頂へ戻り、そこから上野越を経由して鷹取山へ行くことにした。山頂へ戻ったら風が出てきた
ような感じ。凧さん揚げてみることにした。
しかし、良いところまでカイト自体は揚がるが、カメラを持ち上げるところまではいかない。結局良い風が続かずあ
きらめ、鷹取山を目指して上野越へと進む。
    

今日の福智山山頂風景

今日は風が続かず・・ここまで

      

たぬき水

      
山頂から7・8分のところに水場があった。この水場は以前は無かったとか。念のため手をつけてみたら結構冷たか
った。真夏の歩きには思わぬ所で登山者をホッとさせる穴場になりそうだ。
やがて上野越を通って鷹取山到着。山頂は一面原っぱで家族連れのピクニックには最適な場所。そして花も沢山咲
いている。とりわけノヒメユリとカワラナデシコが眼を引いた。ノヒメユリはHPで沢山の写真を見せてもらっている。
この花に魅かれて写真を手本に絵も描いたし、陶芸で皿に絵付けもした。しかし、今までこの花を見たことがない。
写真で見る限りキツネノカミソリくらいの大きさと想像していたが、実際には小さな小さな可愛らしい花だった。

景色も抜群。眼前に直方や筑豊の町が箱庭のように見える。福智山から見た景色も素晴らしかったが、もっと近くに
見える筑豊の景色が手に取れるような気がして・・・・。



鷹取山頂とノヒメユリ

鷹取山頂から直方市方面

      
上野越に引き返し、登山口方面へ下りる。後半は沢沿いのゴロゴロした石伝いの歩きとなり転倒に注意しながら下りる。
途中で1人の女性登山者を追い越す。やがて上野登山口到着。案内板を見て歩いてきたコースを確認。
駐車場へ戻る途中の上野温泉「白糸の湯」800円で体を癒す。湯が肌にすべすべして気持ちよかったが、温泉上りに
飲んだクーラーの水をゴク・ゴク・ゴク・ゴク・・・・・ゴク・ゴク〜ッ。やっと生き返った。
    

ヤマホトトギス(福智山)

ボタンズル?(福智山)

カワラナデシコ(鷹取山)

ノヒメユリ(鷹取山)

    
今日の暑さは正直言って尋常ではなかった。温泉で脱ぐ時はあまり気が付かなかったが、自宅へ戻って汚れものを洗濯
機に突っ込む時はシャツ類は全部グショグショ。驚いたのは登山靴が別に雨に打たれることも、水につかることもなかった
のに汗で濡れていた。凄い蒸し風呂状態で歩いたんだとつくずく実感。

こんな状態の中で、しかも屋久島からの帰りで体力を消耗されたばかりの凧さんに、今日も一緒に歩いて頂き、いろいろと
案内して頂いた。本当に感謝です。またご一緒できればと思っています。今日は本当に有難うございました。
     
今日の軌跡

駐車場→登山口→白糸滝→樹林の急坂→福智山(含:避難小屋・たぬ
き水)→上野越→鷹取山→上野越→沢沿いの石歩き→登山口

避難小屋から東方向に歩いて1分以内に「たぬき水」の水場がある
上野越に向かう途中にも新しい水場があった

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