自然歩道  

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貫 山 711.6M 2007.09.10 吹上峠登山口⇒大平山⇒貫山⇒中峠付近⇒吹上峠登山口
       
凧さんから9月10日、月曜日に代休が取れたから何処か登りませんかとメールが入った。
年間完全祝祭日にとっては予定がなければ断る筈がない。勿論OKの返事。
さて何処に登ろうかと思案。登りたい山はいっぱいある。しかしいざとなると最近の暑さで候補の山が段々狭ま
ってきてなかなか決めれない。
そこで「福岡県の山」のページを捲っていたら貫山が眼に留まった。山頂の雰囲気が何となく先日登った福智山
に似ている。福智山の時は暑さにまいったが、とても印象に残った山。そうだ貫山に登ってみよう。

朝7時に凧さんと待ち合わせ、九州道を小倉南インターで降り平尾台の吹上峠の駐車場へ。
8時40分吹上峠スタート。今日は雲ひとつ無い快晴。朝の気温23・4度で快適な歩きが出来そう。草原状の登
りをまず大平山(オオヘラ)を目指す。
大平山までの登り勾配はかなりきつかったが、野草が多く期待出来そうな登山道に足も軽い。時々後ろを振り
返ってはスタートした吹上峠やその周辺の景色を楽しむ。草原状の緑が美しい。少し外れた所に小倉南区の山
間の集落だろうか、赤い瓦の集落が目立つ。緑の中の渋い赤瓦の景色はとても印象に残った。
遠くは福智山、牛斬山、香春岳が見える。福智山山頂下の避難小屋もはっきり見えた。実際に山頂から避難小
屋へ降りた時よりもかなり下に見えた。

こういう行動を繰り返し振り返りながら素晴らしい景色を堪能。やがて大平山到着。山頂木陰で小休止と水補給。
大平山からは平尾台の羊群原とドリーネが身近に感じられ始める。
大平山山頂から間もなく、下りへ差し掛かかろうとすると前方に小さなものが動く。一匹の犬が眼の前に居た。
最初は登山者が連れた犬だと思ったが、そばにもう一匹。またその周囲に3匹くらい岩陰から我々の様子を覗っ
ている。最初の犬はちゃんと首輪をつけていて、顔も柔和な顔。とても野犬とは思えない。
しかし、周囲の仲間をみると飼い犬でもなさそうだ。前日のテレビでコヨーテの集団の狩番組を観ていたのでちょ
っとだけ気味悪かった。

羊群原の中を降りて何気なく上を振り返ると、一人の登山者がちょうど降りてくるところだった。そこに先ほどの犬
の群れが岩陰に身を隠して登山者の様子を覗っていた。犬の様子は登山者からは見えないだろうが、こちらから
はその様子がはっきり見える。登山者はステッキで追い払うようなしぐさで何事も無く通り過ぎ降りてきたが、ちょ
っと不気味な光景だった。
  



大原山(オオヘラやま)
587M



野犬4・5匹が岩陰で
登山者を覗う
  

大原山から吹上峠方面を振り返る(後方:牛斬山・香春岳方面)
     
一端大平山を下りた地点で中峠への道と近道の分岐に出逢う。近道のコースを取る。この辺りではサイヨウシャ
ジンがいっぱい咲いていた。その他、いろんな野草と出遭う。
やがて中峠から上がってきた登山道と合流し貫山山頂を目指す。最初は緩やかな歩きだったが、山頂間近にな
ると勾配が険しさを増した。この辺りになると風を肌で感じる程になり、涼しさも一段、快調な足取りで一歩一歩
踏ん張る。
    

大平山と羊群原そしてドリーネ
後方:福智山方面

もうすぐ貫山

        
吹上峠登山口を出発して1時間32分、貫山山頂到着。山頂は小さなポールの標識があるだけで、小さな原っぱ
といった感じ。
眺めは素晴らしい。埋立地が目立つ周防灘方面、洞海湾を中心とした北九州市の街並み、足立山などの企救山
系の山並みが手に取るような感じで見える。暫らく岩の上に立って景色を楽しんだ。

さて、問題の風がおとなしすぎてカイトが揚がりそうにない。時々良い風が吹くのだが、それも長く続かない。
凧さん、山頂に立って風を体に受けてじっと風の具合を窺う。
ッと、先ほど野犬のところで見た登山者が山頂にやってきた・・・・ッと思いきや山頂手前の少し外れた所の木陰
に入っていった。なるほど、あんなところで休めば良いと感心しつつ、自分も周囲の木陰を捜しに付近をウロウロ
してみた。しかし、山頂の木はほんの数本。そこにたどり着くには草を掻き分けて相当深く入りこまなくては行け
ない。
そこで勇気を出して登山者が腰を降ろす木陰に行き、一緒に休ませてもらえるようにお願いした。快く承諾して頂
き暫らくここで風を待つことにした。登山者は苅田から来られた地元の方だった。
時刻は10時半ばを過ぎたばかり。昼飯には早すぎる頃だったが、つまみ食い的におにぎりを1個だけ食べるつ
もりが、残りも全部食べてしまった。

暫らく休憩して、もう一度山頂に立ったら風が吹き出したような感じ。風が続くかどうかわからないが一応試みて
みることになり、凧さんザックからカイトを出す。
しかし構えてみたものの、風はまたベタ凪。ついに凧さん浮揚を諦める。カイトをザックにしまい込んでいたら、ま
た風がさっと吹く。なんとも悪戯好きの風よ。
   



貫山山頂(711.6M)

  

カイト浮揚を試みる凧さん

    
復路は林道出会いの先にある往路の合流点の分岐をそのまま中峠付近まで歩き、その後ドリーネの南側を歩く。
ここの歩きは最初は上からドリーネや羊群原を眺めながらの歩きで、刻々と変わる景色を堪能。中峠付近からは
逆に羊群原を見上げながら歩く。飽くことがない眺めに大満足。
やがて背丈ほどの羊群原の中を歩く。羊群原を見上げる絶好の場所に差し掛かったら一眼レフを持った人が上を
見上げてシャッターチャンスを窺っていた。専門家から見たらこの辺りが絶好の場所かなと思い自分もデジカメを
かまえた。
   
この頃、水晶山の方を振り返るとパラグライダーが3機悠々と大空を舞っていた。1機は上昇気流を利用してかな
り上空をヒラ〜リ、ヒラリ。風が出てきたんだとお互いに苦笑。
   

羊群原

撮影絶好の場所?

       
出遭った地点から2・3分のところで立ち止まっていたら、先ほどの1眼レフの人が足早になにやら話しかけたそう
に近づいてきた。
面白い被写体があるからと教えてくれたのが下の写真。「根性の木」・「キス岩」は自分が勝手につけた。
わざわざ獣道を掻き分けて案内してくれた。
    

根性の木?

チュ・チュ・チュッ(キス岩?)

       
その後はあまり登山者が歩かない膝下くらいある草の道を歩いて吹上峠へ戻る。
途中の道でも沢山の野草と出遭った。特にクズの花が目立った。この花も以前KGHさんの画像を拝借して、絵と
陶芸の絵付けにも利用させて頂いた。これも実際に見るのはこれがはじめてだった。

吹上峠に着いたのが午後1時頃。約4時間20分。
今日は草原状の緑と羊群原、ドリーネの素晴らしい眺めを飽く事無く終始眺めながらの山行を楽しんだ。
自然林を歩くのも素晴らしいが、こういう草原状の歩きもまた楽しい。しかも久し振りに多くの野草と出遭うことも
出来た。一度は野草を描く意欲を無くし、HPのページからも削除することをずっと考えてきた。しかし、ここで決心。
野草を描くのを続けよう。
人は歳をとると共に老いるのではなく、希望をなくした時に老いる(誰かの名言)

凧さん 今日は風が吹かず残念でした。しかし飽きることがない素晴らしい景色を楽しむことが出来ました。感謝!
また是非登ってみたいと思います。本当に有難うございました。
    
今日出会った野草

サイヨウシャジン

キキョウ

ママコノシリヌグイ

サワヒヨドリ

       

オミナエシ

クズ

ゲンノショウコ

         
今日歩いた軌跡

吹上峠→太平山→貫山→中峠近く→吹上峠
@の地点は野犬?4・5匹と出くわした地点


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