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天山〜彦岳縦走 1046.0M〜845.0M 2007.09.28 上宮登山口⇒あめ山⇒天山⇒七曲峠⇒彦岳⇒白坂峠

       
アウトドアショップの佐賀天山〜彦岳縦走山行へ参加。
前回の作礼山登山と同じく、マイクロバスで9合目登山口駐車場まで登る。
今日の天気は曇り空の予報。準備中に空を見上げると天山山頂付近では雲が垂れ込めている。
少しの雨は覚悟しなければならないかと頭をよぎる。

嬉しいことがひとつあった。参加者の女性の方からこのHPを見ていると声を掛けてもらった。これが4回目の山行だそうで、
訪問のきっかけはインターネットの検索とのこと。このサイトも少しはお役にたっているようで、こちらも嬉しくなる。

軽い準備体操して9時登山口をスタート。4・5分で天山神社上宮。鯉が泳ぐ小さな池や低い鳥居を眺めながら、階段状の歩
道を登る。やがて草原状の歩きとなる。
そこで見つけたのがトリカブト。そこにはたった一株だけだったが、天山の野草のことはあまり頭に無かったので大興奮。
20分ほどであめ山と天山の鞍部に着く。そこには大きな指導標が立っている。指導標分岐より西側へ折れ、あめ山へ寄る。
   

9合目登山口

9合目鳥居

     
なだらかな道を登って分岐より7・8分で「あめ山(933M)」に到着。山頂には植林の記念碑が建っていた。
眺望は素晴らしいが、この時は付近に垂れ込めていた雲は無くなったものの、遠くの山はまだ山頂付近で
雲に覆われた山が多く、どれがどの山やらさっぱりと言った状態だった。
ただ有明海付近や麓の小城市や多久市の街並みが見えて素晴らしかった。

あめ山からの眺望を楽しんで、先ほどの鞍部へ戻り、そこから天山を目指す。
      


  
最初に出遭ったトリカブト

あめ山(933M) 天山側より

        

リンドウ

アキノキリンソウ

    
草原状の道を歩いて、やがて天山山頂へ。登山口を出発して56分。あめ山への寄り道が約16分。従って直登りで
40分ということか。
山頂は広々とした草原状の山頂。360度のパノラマだが、眺望の状況はあめ山の時と同じ状況。ここで集合写真。
約10分の眺望を楽しんで彦岳を目指し、七曲峠(石体越)へ歩を進める。
天山山頂から七曲峠手前までの歩きは野草の宝庫のように秋の花がいっぱい咲いていた。縦走歩きは、ここで野
草探索歩きに変わる。

特にトリカブトは歩く毎に妖しい姿が現れる。過去数回その姿を拝見しているが、いずれも一・二株の単体で、こんな
に連続して見るのは初めて。それに今が盛りなのか生き生きとした姿に感激。
マツムシソウも顔を出す。久住あたりで見たものより幾分小ぶりであったが、なかなか可愛らしい。
最近貫山で見たサイヨウシャジンもよく見かけた。ミズヒキ、アザミ、アキチョウジ、ツユクサ、ゲンノショウコ、その他
知らない野草が盛沢山。楽しい花観賞歩きが続いた。
     

天山山頂

天山⇒彦岳(天山付近) 野草探索

       

マツムシソウ

トリカブト

ツルリンドウ

        
天山から七曲峠まではなだらかな下り勾配。縦走路には微風が吹いて快適な歩き。その内、空模様も申し分ない条件。
歩く先方に背振山系の山並みがはっきり見えてきた。あれが雷山、井原山、金山、背振山・・・などと指差しながら歩い
ているうちに、自分の頭が少し混乱してきた。
ッというのは、何時も背振山系を見る順序は手前から背振山、金山、井原山、雷山の順が今日はまったく逆。どうしても
頭の修正が効かない。(これは帰って地図を広げてみて、北から見るのと南から見るのでは、見える順がまったく入れ替
わることで納得)

目指す彦岳方面も見えてきたが、見える3つのピークの最も奥のピークが彦岳らしい。凄く遠くに感じる。七曲峠は手前
のピークと2番目のピークの間らしい。
やがて750Mのピークを過ぎると七曲峠への下り勾配。下る途中でヤマホトトギスと遭遇。
     


   
ヤマホトトギス

天山⇒彦岳(彦岳は遥か向こう)

        
七曲峠へは天山山頂より約1時間30分。車道が走っていて彦岳へは車道を挟んで対面側の登山口へ取り付く。
これからはほとんど樹林の中の歩き。
七曲峠から登り上がって直ぐ、ツリフネソウがいっぱい咲いていた。
ツリフネソウと遭遇した地点から7・8分、登山道の木陰で30分の昼食・休憩。
   

七曲峠(石体越)

ツリフネソウ

       
多分、
七曲峠からのルートはマイナーなルートか、ただただ雑木林のような殺風景な登山道を歩いて高度を稼ぐ。
やがて先方にピークのような箇所が現れ始めた。その手前で4・5人男女の登山者が木陰で休憩中。
どちらに行くのか聞かれて彦岳から白坂峠へ行くと伝えると、自分達もそのルートで進んだが、彦岳から進んだ途
中で道がわからなくなって、今引き返しているところだと言う。この言葉少し気になったが・・・・。
    
登山者が休憩する場所からすぐ先に「屏風岩 標高813M」の標識と出くわす。その上が先ほどからピークではと
思われた岩があった。岩の側面を通りすぎると、屏風岩へ通じそうな道があったが、そのまま通過。
相変わらず樹木の中の殺風景な道をもくもくと進むと、なんとトリカブトの姿が現れた。ここも天山付近の多さでは
ないが、かなりの数見れた。色は少し薄色のブルー。まだ蕾みだけのものもあった。
    

屏風岩標識

トリカブト

       
やがて彦岳到着。山頂は草が生い茂り樹木に囲まれて眺望はきかない。集合写真を撮って、最終の白坂峠を目
指す。少しずつ高度を下げていくと、途中で格好良いツルニンジンに出くわす。
      


   
ツルニンジン

彦岳山頂

        
険しい下り箇所もなく順調に白坂峠へ進んでいたが、隊列の歩みがピタッと止まった。自分は最後尾にいたので
止まった最初は理由がわからなかった。止まった理由は道が不鮮明になったからだ。
ガイドのK君が隊列を止めて道を捜す。見つけては進み、また不鮮明箇所の遭遇。その繰り返しが続く。
テープを見つけては前に進み暫らく山道らしき道を進むと、またその途中で不鮮明箇所にブチ当たるのである。
よく辺りを見て落ち着いて捜せば、古くなってはいるが殆んどの箇所でテープを発見することが出来た。

今日はGPSを携行していたので、途中で盛んにGPSを覗き込んだ。しかし画面に表示されるのはピークの標高
をしめした数字と無味乾燥な等高線の画面ばかり。
やがて画面に白坂峠を走る車道の線が現れた。確実に白坂峠に近づいている。これで内心安堵が走る。
長時間の歩きでの疲れとちょっとの不安を解消させるため、周囲の参加者にも画面を見せて最終地点はもう直ぐ
そこと元気付けた。少しはお役にたてたかもしれない。

現在位置と車道がぴったり一致するところで、下を走る車道が現れた。最後の斜面はガイドのK君が用意したロ
ープを伝って降り7時間に亘る歩きは無事終了。
     


  
白坂峠到着
  

夏草で不鮮明な道を歩く

       
前半は花を愛でながらの快適な歩き、後半終了間際でちょっとだけ緊張する場面もあったが、全体として楽しい
縦走であった。こういう歩きは単独では絶対に出来ない。貴重な体験を得ることが出来た。
今日はアウトドア店の山行ということで天山についてインターネットで簡単な予備知識を得ただけで、歩くコース
のことは調べなかった。
GPSも単に歩いた軌跡をとるために携行した。もし単独であれば七曲峠(石体越え)、屏風岩、彦岳、白坂峠は
当然ポイントとして押さえていた筈。ポイントを押さえていれば白坂峠までナビさせて、時間と距離はあとどのくら
いかの大まかな情報を早くから皆んなに知らせることが出来たであろうと・・宝の持ち腐れみたいでちょっと残念。
しかし、五感を働かせて歩くことは山歩きには大切なことのような気がする。

       
今日の軌跡

9合目登山口⇒あめ山⇒天山⇒七曲峠(石体越)⇒彦岳⇒白坂峠
彦岳から白坂峠間の道はマイナーなルートと思われ、今頃は夏草が生い茂って不鮮明な箇所が多かった
古いテープは随所に見られたが、初めての歩き(彦岳〜白坂峠)で単独歩きの場合あまりお薦めできない

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