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志摩七山巡り H20.04.20 可也山⇒立石山⇒火山⇒灘山⇒柑子岳⇒毘沙門山⇒今山
     
予ねてより糸島半島の七つの山を登ろうという話が持ちあがり、季節が良いうちにということで4月20日に巡る
ことになった。参加者はkazさん、風来坊さん&sasaguriの計3人。
前以て福岡県の無名山に詳しい山の本を調べて一山一山ピックアップし、所要時間を合計したら何と9時間は
優に超える。ウハ〜ッ、これじゃ一日で消化できないではないか。まぁ〜そこはドライブがてらによく行く半島。
近場の山だし登りきれなかったらまた行けいいさ・・・と開き直る。

朝、kazさんと風来坊さんと合流し、まず最初の可也山の登山口師吉を目指す。天気は快晴、風が少しある。
美しい海岸線を眺めるのを楽しみにしていたので、まさに今日は絶好の日和。

               
@可也山 365.1M 師吉公民館前9:40〜山頂&展望台10:15〜20〜師吉公民館前11:00

可也山より幣の浜(にぎ)

可也山より火山

       
ここの登山道は野草は少ないが、石切り場手前ではスミレがいっぱい咲いていた。
山頂展望所付近では沢山のアケビの花があった。風来坊さんから教えてもらった。
    

登山道ではスミレが

山頂のアケビ

        
A立石山 209.6M 芥屋海水浴場登山口11:20〜山頂(食事)11:40〜12:00〜芥屋海水浴側登山口12:20
   
いつもながら眺望抜群。
下山時にビニール袋にいっぱいワカメを詰めた老夫婦と出会う。尋ねると裏手の海岸でワカメが流れ着いているとか。
今日は大潮だそうだ。早速kazさん、海岸へ降りて行ってワカメを回収してきた。美味しそう。
    

立石山より芥屋大門

立石山より可也山、幣の浜方面

        
B火山 244.0M 登山口(瑠璃光寺)12:50〜山頂13:00〜登山口13:15

瑠璃光寺駐車場までは道捜しに少し手間取る。ここは車のナビでと瑠璃光寺を入力するが他県の寺ばかり。結局
コピーを頼りに山側へ入ってみたものの、途中で尋ねると入り込むのはまだ先の方。また県道へ引き返してやっと
火山(瑠璃光寺)への車道へ進むことが出来た。
集落を抜ける間は狭い道をひた走る。登りあがる程に車道はしっかりしたコンクリートの道に変わる。やがて瑠璃
光寺の駐車場へ到着。立派なお寺さんだ。
ここから火山への登山道を歩く。やがてNTTの鉄塔に着いた。どうもこの辺りが山頂のようだが、標識や案内板な
ど何一つない。横に小さな空地があるだけ。周囲を見渡しても樹木に遮られて景色などまったく見えない。
何か山頂らしきものがあるだろうとそれらしき道がありそうな所へ進むがまったくの徒労。鉄塔の片隅に小さな遥
拝所らしきものが建っていた。これが山頂の印かな〜?

あきらめて降りかけたら小さなリンドウが2・3輪顔を出していた。
webで火山を検索しても見つけきれなかったのは頷ける。山道を車でエッチラオッチラ苦労して登り上がってもこ
の絶望的な景観ではね〜。
    



山頂NTT鉄塔横にあった
遥拝所?
    



リンドウ(山頂付近)
   
   
  

火山瑠璃光寺

         
C灘山 209.5M 登山口13:45〜第二展望所14:00〜第一展望所14:08〜登山口14:38

県道沿いの駐車場には既に3台の車が駐車中。ここは家族連れのハイキングコース。駐車場から西へ100M程度
歩いた登山口より歩いて第ニ展望所〜第一展望所の順で歩き、周回コースを廻って駐車場へ戻る。
ハイキングコースとあって家族連れが行き交う。第二展望所からは復興なった玄海島が眼の前。
   

灘山第一展望所

灘山第ニ展望所(先方:玄海島)

       
D柑子岳 254.5M 登山口12:50〜山頂13:00〜:05〜登山口13:15

灘山から県道54号線を福岡市内側へ進み長浜海岸の大原橋を渡ってすぐ(大きなシーサイド病院の看板がある)
山側へ入る。右手に大きなシーサイド病院がある。道なりに進むと「柑子岳登山口」の標識がある。これは注意し
て見てないと車ではついうっかり見過ごしてしまいそう。
そこから案内の通り進むと右上からの道路と合流する地点があり、合流地点の山側に広めの駐車場があった。し
かし道路から駐車場へ入る15M位の坂道に大きなデコボコあり。恐らく底をぶつけてしまいそうだったので、合流
地点に車1台分のスペースがあり、そこに駐車させてもらった。駐車場は広くてなかなかなものだが、入り口がこ
れではどんなもんかな〜。

登山口からずっと木段の登り。それもかなり急な勾配。山頂までの登山道は7割方は木段が続いて立派に整備さ
れていた。
山頂からの景色は抜群。少し霞がかかり始めていたものの、青い海と緑の山、そして美しい海岸線。福岡市内で
こんな素晴らしい景色を見れる場所はそうめったにはないだろう。
     

柑子岳の木段登山道

柑子岳より毘沙門山&長浜海岸方面

      
E毘沙門天山 177.0M 車を車道の途中に駐車〜山頂16:00〜駐車場所

柑子岳登山口より再び県道54号線を福岡市街側へ進む。西部運動公園手間で旧道に入り元寇防塁跡や毘沙門
天山の標識より海側へ入る。やがて右側に毘沙門天山への車道に入り込み登りあがる。
山頂まで車道は続いているが途中広めの車道に車を停め、そこから暫らく車道歩きとなった。これは車で山頂まで
登っても折角山登りのつもりで来たんだからと、途中で車を停めて歩くことにした。
暫らく車道を歩いて、やがて展望が良い毘沙門堂へ着いた。

ここからの眺めもまた格別。柑子岳から眺めた風景を、今度は逆の方向から眺める。
さて山頂だがそこから上へ延びる道をみつけて進むこと2・3分。距離にして100メートル弱。藪漕ぎとは言えない
が、あまり道がはっきりしない所に石ころが積まれていた。周囲は樹林の中。何も見えない、そして暗い。
立派な展望所とは裏腹に何とも侘しい山頂だった。
   



毘沙門山山頂

毘沙門山より長浜海岸&柑子岳方面

        
F今山 80.8M 参道入り口〜熊野神社〜山頂17:00〜熊野神社〜参道入り口

最後は今日の七山の中で最も低山の今山。今津橋を福岡市街側へ渡って横浜の信号近くにある小さい小高い山
が今山。ここは糸島半島や芥屋へドライブする時にいつも横を通り過ぎていたところ。神社の存在は気付いていた
がその小高いのが今山というれっきとした山だとは知らなかった。

順調に山巡りも進んで最後の山を目指して車を進めるが、どうも今津橋手前で車の渋滞に巻き込まれてしまった。
車はノロノロ。やがて今津橋を渡って住宅街横を通過中に、住宅街を抜けると目的の熊野神社駐車場へ早く行け
るんではないかと風来坊さんの助言で住宅街を抜けることに。助言は見事に的中。渋滞を避けて早く熊野神社へ
着くことが出来た。

熊野神社の参道階段は立派。今山への道は熊野神社の裏手から登る。山頂まではものの数分の道のりだが、滑
りやすい箇所があり、今日の歩きの中でここが最も険しい箇所だった。
ただし山頂はササが生い茂って、ここも眺望はダメ。僅かにササが刈られたところから浜崎方面がほんのちょっと
見えるだけ。
しかしこのササで生い茂った山頂へ着いた時は、七山巡り達成で喜びの拍手が起った。


  
オドリコソウ
  
  
  

今山・熊野神社

今山山頂

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