自然歩道  

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英彦山(北岳・中岳・南岳) 1199.6M H20.06.23 豊前坊⇒北岳⇒中岳⇒南岳⇒中岳⇒正面道(オオヤマレンゲ) ⇒中岳⇒豊前坊

               
6月に入って山行のペースがガクンと落ちた。2日予定の平冶岳、7日予定の霧島、そして22日予定の鳴子山が中止となった。
6月上旬のミヤマキリシマも盛りを過ぎ、中旬から下旬にかけてオオヤマレンゲの情報がWebで流れ始めた。
私はオオヤマレンゲには未だ一度もお目にかかったことがない。あの清楚な姿が貴婦人と言われるそうだ。是非一度お目にか
かりたい。
その貴婦人に福岡の山でもお目にかかることが出来ることを昨年のグリーンウオーク2007/夏号で知った。
今年こそはと掲載されている地図をスキャニングして歩くコースを頭に描き、行くタイミングを窺っていた。しかし中旬に入ると来
る日も来る日も雨ばかりで足止め状態。

その時に偶然にもHiroさんからメールが入る。18日夜就床前にメールを開くと20日英彦山へのお誘いのメールであった。
なんでもHiroさんが初めての英彦山を一人で登るのを心配したHaruさんが私にお願いして、一緒に行ってもらったらということ
になったらしい。折り返し了解のメールを送る。
これで22日予定の鳴子山とあわせて今年は2回も貴婦人に会えるなと内心嬉々としてウキウキ。後は問題の天気との勝負。
ところが19日から21日にかけて九州一円物凄い降雨。土砂崩れや床下浸水、交通機関ストップの知らせも。
残念なことにもうひとつの鳴子山がこの影響で中止となった。
結局20日予定を21日に延期し、それもまた天気が悪く24日に延期。そして22日の天気予報で23日に一端天気が回復する
が24日からまた雨が降るという予報に予定を一日繰上げ23日ではどうかとメールを送る。
自分は22日は中止でお休みしていたが、Hiroさんは仲間5人で雨の城山へウスキキヌガサタケを見に行っている。どうかなと
思ったが、23日でOKの返事が返って来た。

朝7時博多区の待ち合わせ場所で合流し私の車で朝倉街道をひた走る。自動車道を走ることも考えられるが、以前自動車道を
走って英彦山へ行った時に意外と時間がかかったので、今日は江川ダム経由で行く。
朝倉街道から秋月方面へ向かっているとナビで途中の道が一箇所崩壊のため大型車両は通行止めの情報が入る。
秋月の手前で江川ダム方面へ右折、快適に走る。今日の江川ダムは満々と水を湛えている。過去何回か江川ダムを見ている
が、ダム周囲の岸辺は何時も赤茶けた土がむき出しで、たまには湖面いっぱいに水を湛えてはどうかと思っていたダムも、今に
も溢れ出そうな湖面を見ると不気味な感じだ。
やがて栗河内集落を過ぎる辺りから道も若干狭くなり、道路のところどころに山側からの雨水が路面を流れている。そして情報
通り小さな崩落場所が片側通行になっているところを徐行して通過。この箇所以外は問題になる箇所はなかった。
小石原で右折し、直ぐ後の信号を左折して英彦山方面を目指す。
車を進めるにつれて霧が立ちこめ、微かではあるがフロントガラスに水滴がつく。しかし今日は絶対に天気は快復するんだと心
の中で叫ぶ。天気予報を信じよう!

やがて別所駐車場へ到着。ここでトイレタイム。ナビもここまで。駐車場を出ていざ豊前坊を目指そうとすると道路が二手に別れ
ている。あれッ〜どっちだったかな〜? よく考えてみると最近この周辺はよく来ているが、自分が運転したのは別所駐車場迄
で、豊前坊に行った時は山仲間の運転かアウトドアのマイクロバスで通っただけ。
結局、駐車場へ駆け込んで道を尋ねる。ッと尋ねた相手が何処かで記憶がある顔。ひょっとしたら何処かでお会いしませんでし
たか?という話になり、アウトドアの山行で一緒になったことがあるのが判明。
その登山者もトイレタイムで今から豊前坊の方へ向かうということでその方の車の後を追う。
高住神社の駐車場へ着いたのがちょうど9時。5・6台の車が駐車中。数人の登山者が登り始めていた。

9時10分高住神社への石段を登り始める。神社で今日の安全を願い参拝して右手の登山口より登り始める。
今日目指すものは2人ともオオヤマレンゲ、そして自分のもうひとつは北岳付近の美しいブナ林を見ること。
歩く予定コースはとりあえずグリーンウオーク2007/夏号で紹介されている豊前坊⇒北岳⇒中岳⇒正面道よりバードライン⇒
豊前坊を頭に描いていた。しかし福岡県でも特に雨量が多かったこの付近では、登山道がどうなっているかわからない。バード
ラインも未だ歩いたことが無いので、その時の状況によって安全なコースを決めることにした。
念のため道に迷いそうになった時のためにGPSに正面道のバードライン分岐と自然歩道に出る休憩舎のポイントを登録。

空模様はこの時点では雨が降る気配は感じられなかったが、快復に向かっている感じもなく、ひょっとしたら途中で雨がパラパ
ラと落ちてきそうなことも充分考えられる状況だった。
しかし雨に濡れた登山道周辺の緑は素晴らしい。突然Hiroさんが小さな野草を見つけた。本当に小さい。虫眼鏡で見ないとわ
からない程の小ささ。花の名前はわからない。次々と小さな野草が現れる。Hiroさん、早速撮影モードへ突入。
野草を求めながらゆっくりペースで登りあがる。
   

高住神社への石段

早速Hiroさん撮影モードへ突入

       
高住神社〜望雲台で出会った花

ミズタビラコ

ウリノキ

        
やがて望雲台への分岐へ差し掛かる。英彦山が初めてのHiroさんにはコースだけでも紹介しておこうと望雲台の下まで案内。
見上げると雨に濡れた鎖場の斜面が独特な雰囲気をかもし出している。今日は登ったとしても鷹ノ巣山や裏英彦山の風景は
全く期待できないので次回のお楽しみとして元の分岐へ引き返した。

美しいシオジ林の中を岩を踏んで登り上がる。雰囲気的にここら辺りにオオヤマレンゲが開いていそうな感じで、周囲をキョロキ
ョロと見上げなが歩く。降りてくる登山者に尋ねると、もう少し先の右手のロープ箇所と木の階段を登った先の鎖箇所の上方に
オオヤマレンゲが開いているという情報を頂いた。

やがて前上方に登山者が数人集まっているのが視界に入った。そこが教えてもらったロープ箇所でのオオヤマレンゲだ。
初めての貴婦人にご対面。オォ〜ッこれがあの貴婦人。枯れてしまったのもあって盛りは過ぎたかのような感じもあったが、蕾
みのものもあった。暫らく貴婦人の観賞とデジカメ撮影をして、次のポイントを目指す。
       



最初に出遭ったオオヤマレンゲ
    

オオヤマレンゲを求めて

         
木の階段を登りあがって尾根道を西へ向かうと左手に鎖、右手にロープ箇所に別れる小さな登り箇所があった。自分達がそこに
差し掛かった時はロープ箇所を登山者が登りあがっていたので、鎖箇所を登りあがった。
教えてもらった箇所は確かこの辺りだけれどと思いながら周囲を見渡すが見当たらない。そのまま進むつもりで念のため振り返
ると白い花が2つ眼に入った。ロープ側の上方だったので北岳へは近道になる鎖場を登ると見過ごしてしまうところだった。

自分が見つけた箇所からはアングルは悪くて見辛い。そこでHiroさん、ロープを伝ってオオヤマレンゲを真上に見る箇所へ降り
る。よく見えるらしい。しかしこの時は写真には少し暗いので帰りにもう一度見てみようということになった。

ちょうどその時一組の夫婦連れがこのロープ箇所へ登って来られた。今日はオオヤマレンゲに逢いに来たと話すと、じゃあ暫らく
一緒に歩きましょうということになり、山や花のことに話しが弾んだ。
今日は別所駐車場に車をとめてバスで豊前坊まで来て、北岳、中岳から別所へ下りる予定ということであった。
オオヤマレンゲ写真入りのラミネート加工した名刺を頂く。豊津の方で英彦山がホームグランドのようだ。山登りは年に100回
以上は数えるらしい。英彦山へは1時間で来れるとか。2時間以上かけてやって来た者にとっては羨ましいかぎり。
    


2番目に出遭ったオオヤマ
レンゲ
(帰りに撮ったもの)
     

お世話になった豊津の俊ちゃん・信ちゃん

往路よりも見事に開いていた

      
出逢った先からのオオヤマレンゲは北岳手前の岩場の所と、中岳から正面道を下った先にあるということで、まず北岳手前の岩
場の箇所を案内いただいたが、殆んど枯れたものだけが残っていてオオヤマレンゲは終わっていた。
  
北岳で記念写真を撮って中岳を目指す。北岳周辺のブナ林は私の大のお気に入り箇所。新緑に輝くブナ林をゆっくり観賞しなが
ら歩く。これはとても心を癒されます。
しかし地球温暖化で近い将来九州の山からブナ林が消えるかも知れないという記事が最近の新聞に載っていた。少しでも温暖
化防止に繋がる努力を個人でも努力しなければと思う。
    

美しい風景(北岳⇒中岳途中で振り返る)

お気に入りのブナ林(北岳付近)

     
中岳到着は11時20分。途中望雲台手前まで寄り道したもののなんと2時間10分を費やしていた。どれだけ2人で花観賞しな
がらゆっくりペースで登ったかよくわかる。
中岳周辺は樹木の花が大賑わい。ドウダン(ベニドウダン?)、ヒコサンヒメシャラ、ニシキウツギ、サワフタギ、イワガラミ、エゴ
ノキが賑わっていた。ヒコサンヒメシャラも初対面。
    

ドウダン

ヒコサンヒメシャラ

ニシキウツギ

      
今日はHiroさんが英彦山は初めてということで、それでは英彦山で一番高い南岳へ登らねばということになり南岳を目指す。
鞍部に降りる登山道ではいたるところでシソバタツナミと出遭う。なかなかかっこいい姿が多い。
時刻は11時30分頃。この頃から陽が射し始め若干暑さを感じはじめる。
        


  
シソバタツナミ
 
  

中岳〜南岳にはシソバタツナミがいっぱい

     
中岳より15分で南岳到着。盛りは過ぎているがエゴノキがいっぱい。盛りの時はとてつもない花弁のオンパレードだったん
だろうと想像する。山頂にある展望台は階段が朽ちていて塞がれていた。

中宮へ引き返し山頂のベンチで昼食。そこでも山の話題で話しが弾み楽しいひと時を過ごさせていただいた。
    



コナスビ
  



イワガラミ
  

南岳途中より中岳中宮を望む

      
昼食後はもうひとつのオオヤマレンゲが咲く箇所へ行くことになった。中岳より正面道を下り行者堂の手前にオオヤマレンゲ
は咲いていた。少し遠くからでも白い姿が確認できた。今日見てきた4ヶ所の中では最も見ごたえのあるオオヤマレンゲで
あった。暫らくデジカメ撮影が続く。

さて下山はロープ・鎖箇所でのオオヤマレンゲをもう一度確認するため、ここで別所へ降りるご夫妻とお別れして、再び中宮
へ戻り登りと同じ登山道を戻った。
そして再び戻ったロープ・鎖箇所のオオヤマレンゲ、今度は花弁が午前中よりも格好よく開いていた(上の写真)。

下山途中でHiroさんがお逢いした方のHNは「豊津の信(ノブ)ちゃん」と言ってあったということを口にした。待てよ、いただ
いた名刺の名前は信子。自分の脳裏にあるのは「豊津の信(シン)ちゃん」。あぁ〜そうなんだ、自分が知ってるシンちゃんは
あの信(ノブ)ちゃん」なんだ!! やっと気が付いた。

14時40分、豊前坊到着。帰りは国民宿舎「しゃくなげ荘」で露天風呂独り占め。
往路と同じく江川ダム横を通って帰る。大型車通行止めの箇所は取り払われていた。
博多区の合流場所でHiroさんとお別れし、18時過ぎに自宅へ帰ってきた。

Hiroさん 今日は楽しい一日有難うございました。またゆっくりペースで花を楽しみましょう。
豊津の俊ちゃん・信ちゃん 今日は大変お世話になりました。お知り合いになれて嬉しいです。また伺いますから、その時は
是非ご一緒してください。
     

正面道・中岳付近のオオヤマレンゲ

正面道・中岳付近



大変お世話になりました
またお会いしましょう
      
  

正面道・中岳付近のオオヤマレンゲ

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