毎年梅雨の時期になると気になりだすのが城山のウスキキヌガサタケ。何時もキヌガサタケ情報を発信されている
唐津街道さんのHPによると今年は6月14日が初開傘。今年は雨が多く降り続いたせいか開傘のペースがかなり
幸先が良い。
なんと23日には14本も出たようである。その14本出た日に私の山友グループ5人が出かけて見てきている。
私は過去4年毎年ウスキキヌガサタケの時期には城山を訪れているが、出逢えたのは合計で7・8本程度。出逢え
なかった年もある。
従って1日に14本と聞くと心穏やかではない。
ッということで今年は早めだが今日(6/27)出かけることにした。ッと言っても行ったからとて必ず出逢える保障は
何もない。
朝8時10分、登山口手前の駐車場到着。この時間には駐車している車は無かった。
8時20分城山登山口をスタート。前日まで雨が降っていたのか登山道は若干泥濘んでいる。途中で既設道と自然
道への分岐に差し掛かる。ウスキキヌガサタケを見るために当然既設道を歩くため左の道をとる。
下りてくる登山者に今日は水場の手前と分岐の先に開いていると伺った。水場の手前で注意深く目を凝らすと最初
に見つけたのはデジカメ3倍ズームではとても捉えられない距離。形もあまりパッとしない。これが1本目。
2本目は1本目が見えた登山道から2・3メートル進んだところにあった。登山道から3・4メーター下。今度は3倍ズ
ームで届く距離であったが、スカートが破れて不恰好。
その後、ゆっくり登りあがって三郎丸分岐の付近を注意深くさがしたが残念ながらさがしきれなかったので、そのま
ま山頂へ。結局、今日の出逢いは2本。あまりパッとしない。しかし逢えたことで良しとしよう。
下山は山頂で自然道ルートにタマゴタケが開いていると聞いたので、久し振りに自然道を歩いて下ることにする。
山頂から300メートルくらい下るとツチアケビが咲いていた。
ツチアケビの地点から更に100メートルくらい下りたところにタマゴタケが開いていた。ちょうど4人の女性グループ
が取り囲んで見ていた。「こんなんもあと数日したらどうなるんやろな〜。朽ち果てるんやろな〜」「うちらと一緒や
な〜」で爆笑。自分も爆笑の中に引きずり込まれてしまった。
自然道は樹木の種類が多く、落ち葉も多く雨後の道で滑りやすい。以前からこの道はウスキキヌガサタケは出ない
と聞いていたので、後は滑りに注意して既設道への合流地点へ急ぐ。そこに1組の夫婦と出会い、挨拶程度に今日
はウスキキヌガサタケを見にきたけれど、パッとしない2本に出逢っただけだったと話すと、いやッここにもありますよ
ときた。えッ・・・・?! ここにありますよとは何とタイミングの良さ。
ちょうど出会ったところからまたまた遠く下の方。一応目では確認できた。これで3本目。4本目は少しあと戻ったと
ころ。これはなかなか格好は良かったが、もうすっかり萎んでしまっていた。
5本目は夫婦と別れた直後、「ここにもありますよ〜」との声。登山道の直ぐ横だったが、これも朽ちかけていた。
自然道にはウスキキヌガサタケは無いとばかり思い込んでいたので、びっくりするやら嬉しいやら。どれも立派なも
のには出逢えなかったが、自然道で見れたということが大変嬉しかった。
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