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井原山オオキツネノカミソリ H20.08.05 水無鍾乳洞駐車場⇒井原山⇒新村分岐⇒鍾乳洞(冷気)⇒水無鍾乳洞駐車場

               
オオキツネノカミソリの見頃の時期を迎え7月27日には佐賀の八幡岳、8月3日には多良岳、そして引き続き5
日井原山を訪れることになった。なんでも多良岳、井原山、八幡岳は九州北部の3大オオキツネノカミソリの群落
地だそうだ。
今日は5月に洗い谷遡行でDVカメラをかかえて沢沿いを歩いた時以来の凧さんとの歩き。
朝7時瑞梅寺バス停広場で凧さんと合流。
凧さんの末娘Mちゃんも一緒。Mちゃんとは昨年11月市房山頂で一緒したことがある。別称「ちびまるこちゃん」
ッと誰かが名付けた。

道の両脇から草が生えて、タダでさえ狭い林道なのに尚更狭く感じる林道を進む。数箇所で折れた竹が林道上
に垂れ下がり車の進行を邪魔する。
幹線林道を過ぎた頃、道脇に自家用車が停まっていた。この辺りに停めるということは何の目的で停めているん
だろうと思いつつ、凧さん運転の車は水無鍾乳洞駐車場目指して進む。
進んで間もなく2人の女性登山者が車に駆け寄ってきた。どうやら鍾乳洞の駐車場がわからずに途中で車を置い
て徒歩で水無鍾乳洞目指して歩いたものの、不安になってまた車を置いた所へ戻るところだったようだ。
どうやら先ほど見かけた車はこの登山者が駐車した車だとわかった。
2人を車に乗せて水無鍾乳洞駐車場到着。駐車場はがら空き。3・4台といったところか。この時期朝早くから満
車になって路上駐車が当たり前のこの時期にしては信じられないことであった。

朝7時40分水無鍾乳洞駐車場をスタート。
駐車場横の木橋を渡るところからもうオオキツネノカミソリの姿が眼に入る。登山道を進むにつれて次々とその姿
を現す。
従来ならば前半の登山道はほんのチラホラか白く変色して枯れる直前のものが多かったが、今日は咲く量も多
く色がしっかりしたオレンジ色で生き生きと感じる。
これで群落地のカミソリの賑わいは間違いなし。

歩き始めてふっと感じたのは歩く登山者は我々3人だけ。本当に静かだ。行き交う登山者を気にせずに素晴らし
い光景に見とれることができるし、気分もゆったり。Mちゃんは花観賞とデジカメ撮影に足を止める我々2人を引
き離しぐんぐん前へ進む。
あたり一面の花盛りになかなか足が前に進まない。
   

      

        
やがて前半のプロローグを過ぎいよいよクライマックスの群落地。群落地はアンの滝への分岐を過ぎ暫らく進んだ
所から始まる。大きく分けるとここより3箇所が群落地。
井原山オオキツネノカミソリの群落はなだらかな山の斜面になっていることと、登山道を挟んで下の斜面にもオレン
ジ色が拡がるのが特徴。
従って花園の中を歩くような感じで素晴らしい。
なおも静けさが続く。上から下りてきた登山者2人と同じ方向へ向かう数人に出会っただけだった。
    

       

      
キツネノカミソリ群落地を過ぎ通称日本庭園より急登を登る。Mちゃん、すいすいと登っていく。それにつられて
大人2人も続く。この時期に限らず、この急登はかなり辛いのでも知られている。
しかし今日は息があがるようなきつさは感じられなかった。

やがて縦走路と出会い井原山山頂へ(9時20分)。
山頂には登山者は見当たらず、我々3人だけ。温度は20度。
急登を登る時には風は感じられず、今日は凧さんのカイトはダメかなと思っていたが山頂到着後暫らくして風が
吹き出した。凧さん早速カイト準備に入る。

カイトを揚げる前におやつをザックから取り出す。
今日はあの岸川まんじゅうをおやつにとザックへ忍ばせていた。ところがMちゃんが登るのを知らなかったので
2個しか持ってきていなかった。親子で半分にしてもらった。
冷凍していたものをザックの中で解凍しただけなので、いつもの食感がない。やはり冷凍した場合は電子レン
ジでチンしないと独特の食感は戻らない。それでもMちゃん、おいしそうに食べてくれた。

カイトを揚げている10時近くになると登山者が水無方面や雷山方面からチラホラ山頂へ。そのなかの1人の登
山者の方が揚がっているカイトを見ると、HPで見たことがあると声をかけてくれた。
   

登山者がまったくいない井原山

カイトを操る凧さん親子

     
1時間近く山頂で過ごし、帰りは新村分岐へ下り、分岐より水無し方面へ左に折れもうひとつのオオキツネノカミソ
リ群落地を見て帰る。
ここは小さな沢沿いにあり両面からの急傾斜の斜面に挟まれている。両面見上げるとカミソリがいっぱい。
残念なことに前日早朝のどしゃ降りで倒れたものが目立つ。しかし蕾みのものがまだまだ多い。水無道よりも少し
遅れるのか。
順調に開けばここも水無道と同じ様に素晴らしい群落地になるに違いない。穴場としてここを歩く見物者は少ない
と聞いていたが、登り上がってくるグループにも出会った。

最後は
水無鍾乳洞前に立って冷気を浴びる。
スタート時には3・4台だけだった駐車場は満杯。恐らく今頃群落地は人・人・人で賑わっていることだろう。
早く来て正解だった。

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