自然歩道  

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英彦山(中岳)
裏英彦山道

1180M程度
(中岳)

H20.11.01 豊前坊⇒薬師峠⇒英彦山登山口⇒ケルンの谷⇒垂水の壺⇒籠水峠⇒南岳・鬼杉分岐
⇒南岳巻き道⇒中岳⇒バードライン分岐⇒北西尾根分岐⇒自然歩道出会い⇒
豊前坊
    
英彦山動画⇒クリック
            
久住の高い山の紅葉もほぼピークを過ぎ、いよいよ周辺の山々にも紅葉が訪れ始めた。
昨年、浅間山〜岳滅鬼山、裏英彦道の紅葉を見て感動し、今年も再び裏英彦山道を訪れることにした。
英彦山を訪れるからには今年6月にHiroさんと英彦山のオオヤマレンゲを求めて登った時に、途中でお会いしてオオ
ヤマレンゲやヒコサンヒメシャラを案内して頂いた豊津の信(ノブ)ちゃんへメールしてみたら、一緒に歩きましょうと快
く返事を頂いた。
(6月英彦山のページ)
今日のメンバーは豊津の俊ちゃん、信ちゃんご夫妻と風来坊さん&S・TAROUの4名。

朝6時15分高宮で風来坊さんの車に拾ってもらい朝倉街道をひた走り、秋月の長谷山の信号から国道500号線を
江川ダムの横を通り小石原、英彦山豊前坊へ向かう。
予定時刻8時ギリギリに英彦山豊前坊へ到着。すでに豊津の俊ちゃん、信ちゃんは到着されて我々の到着を待って
いただいていた。約4ヶ月振りの再会。

朝8時豊前坊スタート。車道を東へ野峠方向へ進み5分くらいで右へ曲がり、石ゴロゴロの山道を歩いて3分程度で
左に鷹巣山の表示を見る。そこから7分くらいで右側に裏英彦山の表示と出逢う。そこが裏英彦山道への登山口。
表示板の下には赤文字で
「ガレ、ヤブ、倒木多し」とある。
このコースは昨年の11月に凧さんの案内で初めて歩いた所
(昨年のページ)。その時はなんとまぁ〜荒れた所かと
少々びっくりしたが、2回目ともなればあぁ〜こんなところだったな〜という感じで多少の余裕。

豊津の信ちゃんを先頭に入山開始。
表示板の通り杉か檜の倒木が多い暗い樹林の中を進む。やがて山道は傾斜を増しササ(スズタケ?)が生い茂る道
へと変わる。昨年歩いた時はヤブ漕ぎに近い歩きにくい道という印象を持っていたが、道幅が広くなってとても歩きや
すくなっていた。
やがて視界が急に拓ける箇所に到着。ここは断崖絶壁の箇所。今日最初に飛び込んできた紅葉風景。遠くは少し霞
がかかったようでボンヤリとしていたが、それでも紅葉風景は美しい。この辺りの紅葉も大分進んでいるようだ。
昨年よりも10日早い歩きだったので、内心少し早かったなと心配していたが、この素晴らしい風景を見てホッとする。
    



薬師峠

豊前坊(8:00)

薬師峠(8:08)



裏英彦山登山口(8:15)
   
   
   
   

断崖絶壁からの紅葉(8:38)

        
断崖絶壁からは平坦に近い小さなアップダウンの歩き。北岳、中岳の西側に沿って歩く。歩く登山道は岩が多く注意し
て歩く必要があるが、最近の少雨で滑りやすい箇所はなく随分歩きやすかった。
それから暫くは自然林の中で待ち構える紅葉を愛でながらデジカメのシャッターを押し続ける。

ここで自分には今日確認したい箇所があった。それは昨年の歩きで道を見失った箇所である。グリーンウォークで「道が
分からなくなってもけっして下へ向かわないように。上へ上へと進むのが鉄則。下へ逃げると厄介なことになる」と記述さ
れている。たしかにこれが我々が迷った所のようだ。
グリーンウォークでわざわざ記載されているということは、ここで迷う登山者が多いからであろう。
迷い始めた箇所は覚えていたので進むうちにいよいよその箇所へ近づいたなと胸をワクワクさせて進んでいたら、その手
前で6・7人の登山者が自分達が歩く道よりも遥か上の方でバリバリと枯れ枝を踏みながら進んでいるのが見えた。
どうやら下から見上げて進む姿を見ていたら道に迷っているような様子に見える。
結局、昨年は下へ降りてテープを探しながらグルッと円を描くような格好で迷い始めた箇所へ戻り、そこから上のテープ
を発見して正規のルートへ戻れたわけだが、今回はそこから上へ進んで上を歩く先頭の登山者と合流。
先頭の登山者はグリーンウォークでここの箇所のことは理解していた。しかし上へ上がるのが少し早すぎたようだった。
     

裏英彦山道の紅葉

裏英彦山道の紅葉

       
倒木を踏み越えたり潜ったり、岩を乗り越えたり岩の間をすり抜けたり下ったりしながらケルンの谷、垂水の壺に到着。
ケルンの谷も垂水の壺も中岳、南岳の西側直下で、ケルンの谷は大きな岩が重なっている。垂水の壺は岸壁の下に
上からの水がポトリポトリと滴り落ちている。
昨年は水滴は見なかったような気がする。信ちゃん、下から水滴5・6滴を口の中へ。

垂水の壺を過ぎて10分、大きな石と広々とした空間がある場所へ着いた。裏英彦山という暗いイメージを思わせそう
な感じだが、なかなかどうして明るく広々としていて樹木もゆったりといった感じ。落ち葉の絨毯の上で暫く寝転がって
いたいような場所。ここは信ちゃんのお気に入りの場所だそうだ。
      



ケルンの谷(9;13)

   



垂水の壺(9:27)

    

大きな庭石を思わせる場所(9:37)

       
その後籠水峠を目指すが、ここで赤テープを見失ってちょっとした道迷い。信ちゃんと自分が上側を、俊ちゃんと風来坊
さんが下側を歩いて赤テープを探す。垂水の壺と鹿の角の間の枯れ沢付近のようだ。
枯れ沢を渡ったところで下を探す俊ちゃんから見つけたという声が飛んできた。何回もこの道の経験がある俊ちゃん、信
ちゃんでも今日のコースはいつもの逆コースだそうで、少し勝手が違うとのことだった。これが山の怖さというものか。
(下右の写真はその枯れ沢をトラバースする時に撮ったもの)
    

裏英彦山道の紅葉

裏英彦山道の紅葉

        
垂水の壺から1時間、やがて南岳の南側絶壁が見渡せる箇所へ到着。
ここを下れば
籠水峠。猫の丸尾への分岐点でもある。そこを鬼杉方面へ進むと南岳・鬼杉分岐へ出る。
ここから南岳山頂を目指す。ここから登山者の姿が増えだした。
    



籠水峠(10:26)
  



南岳・鬼杉分岐
(10:48)

右側:南岳南側の絶壁

       
南岳・鬼杉分岐から南岳への登りはかなり厳しい。
途中で材木岩の横を通り、ますます厳しさを増すと展望が抜群な岩場がある。そこで暫く展望を楽しんだ後、更に息絶
え絶え登り上がると鎖場の手前に眺望抜群の拓けた場所がある。ここからの紅葉風景は素晴らしかった。
紅葉の全体像を眺めるには最も印象に残った場所。
南岳西側斜面の紅葉を一望。遠くに黒岩山、その向こうに障子ヶ岳の姿も。
    

南岳西側斜面の紅葉

            
更に登り上がると大きな岩場の鎖場を登る。
鎖場を通過し、いよいよ南岳への登りに差し掛かる。そこに南岳山頂への巻き道がある。
巻き道を歩いたことがなかったので巻き道を歩くことになった。南岳山頂はパス。
巻き道での紅葉は素晴らかった。思わぬ得をしたという感じ。南岳北側では巻き道は落ち葉のじゅうたんになって
いた。ここはもうピークがそろそろ終わりかけた感じでもあった。
    

南岳直前の鎖場上からの眺望

南岳巻き道の紅葉

     
巻き道も終わり中岳からの登山道に出ると登山者の姿がいっぱい。南岳を振り返ると南岳の登山道から中岳方面を
立ち止まって眺める登山者がズラリ。右下の写真にその姿が入っている筈だが、紅葉の中に全て埋もれてしまった。
    

南岳方面から中岳を望む

振り向けば南岳

     
中岳11時56分〜12時38分。食事休憩。
山頂は登山者の食事休憩でいっぱい。ちょうど我々が着いた時にベンチの入れ替わりで難なく場所を確保。
いっぱい登山者がいる中で信ちゃん、俊ちゃん、知り合いの挨拶まわり。顔の広さがうかがえる。
自分も周りを見渡したらシェルパの一行が眼に入った。ガイド役のK君、久しぶりのKさん、Tさんにも挨拶。
シェルパは奉幣殿から中岳、鬼杉へのコース。もしかしたら
南岳・鬼杉分岐から中岳の間で遭遇するかなも
と思っていた。シェルパ一行とは先週の大船山と2週連続の遭遇となった。
    
さて下山は当初の予定は豊前坊へ下りてできたら望雲台へ寄る予定であったが、信ちゃんからバードライン
を歩いて見ましょうかという提案。
望雲台は昨年寄ってるしバードラインは前から歩いてみたかったルート。バードラインを歩いて豊前坊へ帰る
ことになった。

中宮から奉幣殿方向へ下って約25分、バードラインへ進む。
英彦山の南側とバードラインはまだ緑が多く紅葉はこれからといった感じであったが、とても歩きやすいコー
スだった。
途中で観察路と野鳥観察舎入り口分岐に差し掛かる。豊前坊へ帰るなら観察路方向へ、別所駐車場へ帰る
なら野鳥観察舎入り口方向へ進んだ方が近そう。この分岐より北西尾根ルートが続いていることを教えてい
ただいた。
観察路を進むと自然歩道と出会う。出会ったところに立派なトイレがある。
自然歩道と出会って豊前坊方向へ進むと、信ちゃんの勧めで針の耳に寄る事になった。勿論私も風来坊さん
も針の耳が何なのか全く想像がつかない。
どんな所だろうと思いながら県立青年の家の所で入りこんだのが針の耳(右下写真)。
岩の間に人一人が通れるか通れないかの幅の隙間があった。
案内板を要約すると
山賊に追われた親孝行な娘がここに飛び込んで逃れようとすると、追ってきた山賊もここを通ろうとする。
ちょうど山賊が娘を追って入ると岩が動いて山賊は岩に挟まれて死んだというお話。
親孝行で心の清い人だけがここを通れるそうだ。

俊ちゃんを先頭に自分が穴に入り込む。続いて風来坊さん。俊ちゃんと自分は大体同じ体形。本当に狭かっ
たがやっとこさ2人とも潜り抜けることができた。
さて風来坊さん、私よりも縦横サイズが大きい。最初は楽に通れる幅だったのが段々狭くなって、最後がやっ
と潜ることができたという狭さ。風来坊さんの不安そうな声が後ろから聞こえる。でも3人とも無事通ることが
できた。
潜り抜けてホッと一安心したら目の前に笑ってデジカメを構える信ちゃんの姿。どうも信ちゃんの遊び心にま
んまと引っかかったようだ。信ちゃんも後ろから潜り抜けているとばかり・・・・。
    



バードライン分岐
(13:03)



バードライン途中の分岐
(13:26)



自然歩道出会い
(13:43)

    

針の耳を潜る(心清き人)

続いて風来坊さんも

画像は豊津の信ちゃん提供

      
針の耳から自然歩道へ戻り豊前坊(14:15)へ帰る。
6時間15分の楽しい充実した歩きを楽しむことができた。

豊津の俊ちゃん、信ちゃん、お忙しい中を一緒に歩いていただき本当にありがとうございました。
おかげさまで英彦山の美しい紅葉と初めてのバードラインを歩くことができました。
またいつか機会がありましたら是非ご一緒させてください。


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