自然歩道
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鷹ノ巣山 |
979.3M |
H20.11.14 | 豊前坊⇒鷹ノ巣山登山口⇒一ノ岳⇒二ノ岳⇒三ノ岳⇒(巻き道)⇒薬師峠登山口⇒豊前坊 |
豊津の信ちゃんのお誘いで俊ちゃん・信ちゃんとお仲間3人、そして福岡市内よりHiroさんとS・TAROU 計7人で鷹ノ巣山へ登ることになった。なんでも鷹ノ巣山の紅葉は今が最盛らしい。 実は鷹ノ巣山の三つの岳の山頂を踏むのは今回が初めて。今年1月20日に野峠から歩いているが珍しく 降り続いた雪のため、頂に挑戦するには険しい岩場が多く危険ということで、三つの岳を全てパス。 雪道をテクテク野峠から薬師峠まで4時間30分かけて鷹ノ巣山の巻き道を歩いただけに終わっていた。 その事を先日信ちゃんと裏英彦山を歩いた時に話したのを覚えていて頂いて、今回仲間の方と登ることに なったのを機会に誘って頂いた。 Hiroさんと朝7時に待ち合わせ、朝倉街道を走り途中で秋月方面へ入って江川ダム横の国道500号線を ひた走り英彦山豊前坊へ。朝倉街道では平日の勤務時間帯とぶつかって若干流れが悪くなったが朝倉街 道を外れてからは順調に車を飛ばす。 9時少し前に豊前坊へ着いた。紅葉シーズンとあってか登山者の車の他に早朝の紅葉見学の車もあって、 上の駐車場は数台既に駐車していた。信ちゃんとの待ち合わせ時間に少し余裕があったので高住神社周 辺の紅葉を見て廻る。下の駐車場周辺は昨年と同様真っ赤に色づいていた。 間もなく信ちゃん一行が到着。信ちゃんの紹介で仲間3人の方と初顔合わせ。その中のお二人は姉妹。 |
9時27分駐車場をスタート。途中で車道が大きく二股に分かれる所がある。そこから一ノ岳の全容を眺める ことができる。ちょうど朝日に照らされた山腹は紅葉真っ盛り。天気は快晴だし心は踊るといった心境。 |
鷹ノ巣山・一ノ岳(9:35) |
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登山口〜一ノ岳取り付き地点 |
登山口から10分、一ノ岳への取り付き点に到着。ここは野峠からの巻き道歩きの合流地点でもある。 前回の雪道での歩きの時にもこの標識は確認していたが、取り付き点から先がやや漠然として登り道は不鮮 明な印象を持っていた。しかし今日は道をはっきり確認できた。 いきなりの岩場の急登で荒れた道のようだが、それは最初だけで、その後はスズタケの登山道を進む。 時々英彦山を振り返っては裏英彦山の紅葉も満喫。裏英彦山の紅葉はまだまだ続いているようだ。北岳や望 雲台の景色も満喫。 昨年裏英彦山を登った時は登山道を振り返っては鷹ノ巣山の紅葉の素晴らしさを満喫。今年はその逆だ。 昨年の記憶と今現実の記憶が脳裏を交差する。 やがて真っ赤に色づいた紅葉が姿を現す。何処を見ても、何処を進んでも素晴らしい紅葉の連続。あ〜!やっ ぱり今日来れてよかった!相変わらず周囲は歓声の連続。デジカメのシャッターは押しっぱなしだ。 |
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岩場の急登に取り付く信ちゃん(10:00) |
登山口から22分、一ノ岳到着。ここからの展望はあまりない。僅かに二の岳が樹間より垣間 見えるだけ。一ノ岳で数人のグループと出会う。 二ノ岳を目指す。 「ちょっと余談」 一ノ岳を出てすぐ後方から「誰かストックを落としていませんか〜?」と叫びながら先ほど出遭 ったグループの一人の方が駆け寄ってきた。自分はストックを持ってきてないし〜誰やろうと 思っていたらHiroさんが「あッ?私の・・・だ〜」。ストックはまるまる一本ではなく先端の一本。 原因はストックの先端を下向きしていたことと、その継ぎ目を締めていなかったために、歩くう ちに振動でズレ落ちたのだろう。 (帰って画像を整理していたら落ちる前のものを発見 登山口から数分の所 まさに落ちそう) |
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一ノ岳山頂(先方微かに二ノ岳が) |
一ノ岳周辺の紅葉に見とれながら進むと、スズタケの登山道に変わり更に進んで傾斜が増した自然林を下りると一ノ 岳と二ノ岳の鞍部に到着。ここから国道500号線へエスケープできる。 「またまた余談」 一の岳を下りる辺りでカメラを抱えた軽装姿の若者と出遭った。次々と美しい紅葉風景に出くわし、もっともっと写真を 撮りたいと思ったのかカメラのレンズを片手で保護しながら急な下りを我々に追いてきた。 鷹ノ巣は初めてらしく俊ちゃんがエスケープルートを教えてやる。 こちらから一緒に歩こうと言ったわけでもなく、むしろこちらとしてはその若者が何時引き返すのが気がかりだったが、 本人は歩く気満々。カメラ以外は何も持っていない。 しかし、ここまでが限界と思ったのか「僕はここで元の道を引き返します。お気をつけて」と挨拶して引き返して行った。 なんとなくさわやかな気分になった。 |
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一ノ岳〜二ノ岳鞍部を目指して下る |
鞍部から10分ほどで巻き道表示。この辺りからヤセ尾根歩きになる。 振り返れば一ノ岳のどっしりした山容、裾野に広がる紅葉風景。見飽きることはない。 その向こうには英彦山北岳が見える。ただしこの頃から北岳の山頂がガスに覆われだした。 |
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この紅葉を横目に、その先は二ノ岳への岩場 |
巻き道表示から約10分、二ノ岳への岩尾根を登る。ロープはあるがなかなか険しそう。ちょっとブレたら まっ逆さまだ。7人の隊員信ちゃんの先導で慎重に登る。 岩尾根を登りきると石楠花の樹が目立つ。しかし蕾がついているのは非常に少ない。 11時7分、ニノ岳到着。山頂はこれといった表示はない。・・・ッと思ってよ〜く周囲を見たら赤色で鷹ノ 巣山の巣の字の一部が残る標識のカケラを発見。 少しでも風が吹けば飛んで行きそうなかけらだったので、写真を撮った後飛ばされないように板に小石 の重しを添えてきた。 |
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二ノ岳への岩場(10:58) |
二ノ岳山頂 |
ニノ岳を過ぎ小さな岩峰を超えて険しい岩場を降りる。この岩場もかなりハードで一人ずつ慎重に降りる。 降り終えるとクリアーした御褒美に信ちゃんより全員へビスケット。 岩を降りて進むとそそり立つ三ノ岳の山容が目の前に。これからこの岩峰に挑戦。少し緊張、不安が交差。 ここで岩尾根に立って三ノ岳を背景に各自記念撮影。皆んなのシャッター押しを頼まれた俊ちゃん忙しそう。 三ノ岳へは下の写真の鞍部に当たる所から(立っている地点より少し下)右に三ノ岳の岸壁を右に回りこん で進む。 |
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目指す三ノ岳を背景に(11:30) |
回り込んだ箇所付近から振り返る(先方二の岳) |
岩場取り付き付近の紅葉 |
鷹ノ巣山深部の紅葉を味わいながら進むと今日の最後の難関の岩場に取り付く。 ロープがなんとなく心もとない。 信ちゃんを先頭に一人ずつ登る。自分が登る順番がくるまで時間があるので順番を待ちながら周囲の紅葉に 見とれる。やがて自分が登る番が来た。下から見上げると物凄い岩場だが、けっこうデコボコがあって取り付く 足場が多く慎重に登ればそう難しい岩場でもない。しかし心もとないロープだけは体重がなるべくかからない ように三点確保を心がけ注意して登った。 岩場を登りきれば、これまた眺望抜群。途中でガスがかかっていた北岳もすっかりガスが消えてた。 眺望抜群の所から石楠花などが生い茂る樹林を進むと三ノ岳(12時5分)。 記念写真を撮って食事は岩場を降りて引き返し、落ち葉の絨毯の上に腰をおろして見事な紅葉を愛でながら 至福のひと時。また皆さんからいろんな差し入れものを頂いてご満悦。 |
最後の難関 三ノ岳直前の岩場(11:50) |
岩場を登りきると絶景 |
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記念撮影(豊津の俊ちゃん撮影) |
帰りはそのまま巻き道を歩いて登山口へ。巻き道の紅葉も素晴らしかった。 その後、信ちゃんから近くの深倉園地に行ってみませんかと、ご案内を受けることになった。 豊前坊から車で15分くらい。地理の疎い自分はどこをどう走っているのかさっぱりだったが、帰宅して地図で調 べると岳滅鬼山のすぐ麓。ここは紅葉あり、滝あり、大岩あり、珍岩ありの非常に静かな所。 帰りは途中まで先導して貰ってお別れし、一路小石原経由福岡市内へ。 豊津の俊ちゃん・信ちゃん、またまたお世話になりました。お蔭様で登りたい登りたいと思いながらやっと初めて 三つの岳を踏むことが出来ました。本当に有難うございました。 俊ちゃん・信ちゃんのお仲間さん、ゆっくりペースで紅葉を愛でながらの歩き、お付き合いいただいて有難うござ いました。姉妹のお姉さんは絶景を見る度に「これが最後やけん・・・」と言われていましたが、どうしてどうしてま だまだその言葉は不要ですよ(笑)。 Hiroさん、今日はお付き合いいただいて有難う。岩を登ったり下りたりの険しい山でしたが、それ以上に素晴らし い紅葉を見ることができましたね。明日はまた早朝からの田原山(実際は御前〜釈迦だったようで)ですね。 車の運転はHaruさん、GENさんに任せて車中で睡眠をたっぷり取ってください。 また一緒に歩きましょう。 |