自然歩道  

Back To Index

野峠〜一ノ岳〜求菩提山

1124M
  782M

H20.12.17 野峠⇒一ノ岳⇒杉の宿跡⇒虎の宿跡⇒胎蔵界護摩場跡⇒求菩提山⇒胎蔵界護摩場跡⇒資料館前
    
12月17日シェルパの
野峠〜一ノ岳〜求菩提山縦走へ参加。参加者18名。
この縦走は一昨年秋から始まったシェルパの福岡県東西縦走3回目で求菩提山から一ノ岳を通り野峠まで縦走す
る筈だった。
しかし生憎と九州地方を襲った寒波による雪で、歩行時間が予定より大幅に遅れたことで一ノ岳の山頂が踏めず、
また野峠に迎えのマイクロバスが入れなくなったことで求菩提山と一ノ岳の中間地点で引き返し完歩出来なかった
ことの再チャレンジとなった。
(前回の福岡県東西縦走3回目のページを参照

今日のコースは前回とは逆コース、野峠⇒一ノ岳⇒求菩提山。
野峠には大分自動車道を日田ICで降り山国町方面より野峠へ向かった。
朝テレビでは天気は問題なく快晴の予報であったものの、放射冷却現象で大分では濃い霧が立ち込め交通には充
分注意をと報道していた。予報通り日田ICを降りた頃から物凄い濃霧。
しかし山間に入ると濃霧もすっかり取れて絶好の登山日和となった。
     
動画⇒クリック
    
野峠登山口より9時40分スタート。
落ち葉が積もる登山道を進む。今日は宝満のように常に登山者が押しかけるようなコースでもないので参加者が多
くてもせいぜい10人程度かなと思っていたら、なんと18名。
自分は前回の再チャレンジが主な目的で、他に落ち葉を踏んで歩くのも楽しみのひとつだったが参加者の皆さんは
どんな目的で参加されたのかな〜?
   



野峠登山口

9:40

落ち葉を踏んで

      
緑が多い自然林の中を落ち葉をサクッサクッと踏みしめて歩くこと約10分。
いきなりヤセ尾根が現れた。
最初のヤセ尾根から小さなアップダウンを繰り返してヤセ尾根歩きの連続。何回アップダウンを繰り返したかは
定かではない。
まさにアドヴェンチャー気分を味わえるコースであった。
    

スタート後10分

その後5分

      
この辺りの山は石楠花でも有名な山が多い。今日も歩く度に石楠花の樹に出会ったが、残念ながら蕾があるの
はほんの数株程度であった。
   



残念ながら蕾がある石楠花は
少なかった

その後10分

      
やがて今日のコースでは最も大きなヤセ尾根へ到着。最初はなだらかな平坦な歩きで参加者の姿勢も自然体
だが、その先には急斜面が待っていた。当然皆さんの姿勢も前屈み。集団で登る光景は圧巻。
    

その後15分 今日のコース最大のヤセ尾根 

       
この長いヤセ尾根を登りきって振り向いて飛び込んできた風景もまた絶景。遠く鷹ノ巣山三ノ岳、その向こうには
英彦山。一番高いのは南岳だろうか。
   

ヤセ尾根を登りきったところで振り返る
(鷹ノ巣山三ノ岳、英彦山方面)

            
何回も繰り返したヤセ尾根歩きが終わると今度はアブラチャンやブナの自然林が始まる。
今日はお天気も良く気温もこの時期にしては高め、それに風がまったく無い。冬枯れの登山道を快適な歩きが
続く。

ヤセ尾根後から一ノ岳までの道程は感じとしてかなりあったように感じた。ッというのは一端急登を登って平坦
地へ出て、また急登を登って平坦地へ出る繰り返し。
何回もこの登りが終われば山頂(一ノ岳)かと思わせられた。しかし、登りきっても山頂まではまだまだ。
心の中でこのコースは”思わせ振りのコース”と叫んでいた。

11時40分、木段の急登を終わると広い箇所へ到着。ここが山頂かと思いきや山頂ではなく、ここで昼食。

冬枯れのブナ林
登りきった所で昼食タイム(11;40〜12:15)

昼食後一ノ岳を目指す

      
昼食後、再び一ノ岳へ向けて出発。相変わらず一ノ岳への道程は遠かった。しかし素晴らしいブナ林の歩きに助
けられ快適な歩きは続く。
   

風も無く快適に一ノ岳へ向かう しかし一ノ岳の山頂はなかなか姿を現してはくれません

     
12時45分一ノ岳山頂到着。ここで集合写真。
ここは犬ヶ岳や経読岳方面と求菩提山への分岐点でもある。登山道の要所といったところか。
   



一ノ岳山頂で寛ぐ参加者

一ノ岳山頂 12:45

    
一ノ岳山頂で暫く休憩して求菩提山へ向かう。標識の「杉の宿跡1.8Km」の方角へ。
山頂を出発して直ぐ北側登山道で雪道に遭遇。昨日英彦山周辺で雪が振ったのは前夜豊津の信ちゃんからの
掲示板書き込みで知らされていたが、この暖かさでこのような風景が見れるとは思っても見なかった。ラッキー。
  
北側登山道を通るとその後は再び明るい自然林の歩き。落ち葉を踏みしめて歩くのが楽しい。
   

12:55一ノ岳出発、求菩提山を目指す
(北側登山道で昨日の雪が残っていた)

またまた快適な歩きが続く

    
その後も冬枯れの自然林の落ち葉歩きは続く。杉の宿跡で小休憩。
    


 
13:40

杉の宿跡で休憩

     
虎の宿付近になると冬枯れの明るい登山道から杉の植林帯に入った。
胎蔵界護摩場跡を通って求菩提山へ。
胎蔵界護摩場跡を過ぎると小さな岩が多い登山道へ変わる。
      

サクサク・さくさく

14:20

往路14:45 岐路15:15

      
15:00求菩提山到着。ここで集合写真。
帰りは胎蔵界護摩場跡へ引き返して岩ゴロゴロの登山道を下り
求菩提資料館側登山口へ到着。



求菩提資料館側登山口

16:10

求菩提山 15.00

    
これでやっと懸案事項であった福岡県東西縦走「大平山〜古処山」をほぼ達成。
11月には巻き道歩きだけで未踏であった鷹ノ巣山を登れたし、今日は残された求菩薩山〜一の岳〜野峠も繋ぐ
ことが出来て、やっと心残りのものが終わったという感じである。
もう一度歩ける機会があったら是非・是非また歩いてみたい福岡県東西縦走であった。
今度は新緑にはえるブナ林を歩きたいな(完)。
     
最近は山へ登っても自分の姿をデジカメで撮らなくなった。
登り始めの頃は登る山ごとに自分の写真を撮っていたが、
登る回数が増えるにつれてその感激も薄れつつあった。
  
当日もそのつもりだったが、参加者の一人からせっかくの
記念だから撮りましょうよと誘いに乗り久しぶりに自分の
写真を撮ってもらった。
  
せっかく撮ってもらったのに表に出せる顔でもないので、そ
のままファイルとして保存しておくつもりだったが、そうだこ
の写真を描いてみたいと思い立ち、夕方からセカセカとス
ケッチブックへ色鉛筆を走らせた。
  
出来上がったのはまれに見る色白美少年。
皆さん、私はこういう人間でございます(笑)。


inserted by FC2 system