自然歩道  

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経ガ岳

1076.0M

H21.3.8 黒木登山口⇒つげ尾⇒経ガ岳⇒平谷越⇒中山峠⇒笹ガ岳鞍部⇒西岳⇒金泉寺⇒黒木登山口

    
暖冬のせいか今年の春を告げる花の便りは早い。
猫の目のように変わる天気のお陰で福寿草を見に行こうかマンサクを見に行こうか、いろいろと予報を気にしながら
思いあぐねていたら、そよかぜさんから多良山系のマンサクへのお誘いのメールが入った。
続いて山馬鹿さんからもお誘いのメール。どうやらそよかぜさん、山馬鹿さんは昨年夏多良岳オオキツネノカミソリ
でご一緒した時、私が経カ岳はまだ登ったことがないと話したことを覚えていて頂いたようだ。感謝!感謝!

福岡から肉まんさんと合流し8時頃黒木登山口へ向かう。
途中黒木の公園でトイレタイムで立ち寄っているところへ佐賀組のタクさんと+3Kさんと出会い一緒に登山口へ。
既に1台の車が駐車していた。同じ福岡からコヨーテさんだった。コヨーテさんとは久しぶり。
間もなく長崎組のそよかぜさん、山馬鹿さん、クラッカーさんが到着し
8名全員が揃う。
参加者:長崎 そよかぜさん 山馬鹿さん クラッカーさん
     佐賀 タクさん +3Kさん
     福岡 コヨーテさん 肉まんさん S・TAROU   総員8名

皆さん健脚の精鋭揃い。この中で経ガ岳未経験者はS・TAROUのみ。皆さんよろしくお願いします。
8時20分黒木登山口をスタート。
出発前に山馬鹿さんより今日の予定ルートを記した詳細図と多良山系の広域地図を頂く。以後、この地図は初めて歩く者にとっては位置確認やルートを記憶するのに大変有難かった。
   

動画⇒クリック
   

黒木登山口出発 8:20

      
最初は自然林に覆われたなだらかな登山道を進む。見通しは良くない。ッと途中で見通しが拓けた箇所から山容が
姿を現した。山馬鹿さんが「あれが経ガ岳ですよ」と声を掛けてくれた。山頂が尖がった姿には人を簡単には寄せ付
けそうもない厳しい山容に見えた。
眼を後方に移すと五家原岳。そしてまた視界が悪い樹林の中へ。
  
やがて登山道はガレ場となり傾斜が厳しくなった。しかし皆さんの明るい会話が続き、軽やかな足取りでガレ場歩き
もなんのその、快調に進む。
この
大払谷のガレ場コースは難所ヶ滝の河原谷コースの歩きと似た感じがした。
出発から1時間40分、つげ尾へ10;00に到着。(ここまでのタイムは参考になるかも知れないが、これから先はマ
ンサク三昧となり、タイムはまったく参考にならないので記載を中止)
   



つげ尾 10:00

大払谷のガレ場コース(余裕の表情)

      
つげ尾より標識に従って東へ進路をとる。経ガ岳まで0.6KMだ。
途中でそよかぜさんから「あれが元気が出る樹ですよ」と伺った樹はほんとに朽ち果てた幹ながら、まだしゃんとし
て我々に存在感を誇示しているようだった。ほんとに元気を出さねば。実感!!
  
その元気が出る樹から直ぐマンサクのオンパレードが始まった。
つげ尾から
経ガ岳山頂までは傾斜がかなり厳しい。しかしこの厳しい傾斜は今日のマンサク鑑賞にはもってこいの
傾斜。つまり下から見上げるマンサクは登山道を上がると目線のところにも現れ、なおも登るとそれが上から眺める
ことになって、一つのマンサクを3度楽しめるというもの。
「キレイ、キレイ」の連発が飛び交う。Oh!良い眺めだと足を止めていると、上から「ここからの眺めが良いよ〜」と
声が掛かる。その度に少し登っては足を止めて「キレイ、キレイ」を連発。
難を言えば今日は曇り空、下から見上げるには青い空が欲しかった。
  
ひとつひとつの花弁を見ても細くてリボンのようでほんとにかわいらしい。
これが「金糸玉子」か〜!! ぴったりの
表現だ! 「チリチリ麺」、「鶏卵素麺」もどうだろう。「イエローリボン」ってのも良いね。
  
結局、つげ尾から
経ガ岳まで0.6KMであれば傾斜が厳しいとは言え、そう無茶な時間はかかるまいと思うが、こ
間を35分かけての歩きとなった。
    

マンサク (つげ尾〜経ガ岳)

マンサク (つげ尾〜経ガ岳)

      

経ガ岳(全員揃っています)

     

経ガ岳からの眺望(右:五家原岳)

経ガ岳からの眺望

     
経ガ岳で大村湾や雲仙方面の景色を楽しんで平谷越を目指す。
この間も厳しい鎖場の降りが続き、一気に平谷へ下ったような感じであった。
マンサク鑑賞はまだまだ続いた。
   

経ガ岳から平谷越へ(逆コースの登山者と行き交う)

経ガ岳付近

     



平谷越

経ガ岳から平谷越へ(険しい降り)

    
平谷越から中山峠を目指す。
途中ソーメンの滝を見る。本当にソーメンみたいな細い清水が滴り落ちていた。
この細い水流が太くなったらウドンの滝・・・・?

平谷越〜中山峠の道は標識や赤テープが見当たらない。あまり自信がない単独歩きの場合は遠慮した方
が良さそう。
人があまり入り込まないように自然保護に配慮した処置だそうだ。
   

平谷越〜中山峠

ソーメンの滝

    

平谷越〜中山峠

       
やがて中山峠到着、11時50分、小休止。
この時刻少し空腹をおぼえだしたので経ガ岳でそよかぜさんから頂いたニュジーランド・トレッキングのお土産の
お菓子をおおばる。
小休止後、笹ガ岳へと進路をとる。
    



そよかぜさんのお土産

中山峠

       
中山峠〜笹ガ岳鞍部への道も長い急登の連続。
やがて登山道周辺は熊笹に覆われる。登山道を登り上がれば笹ガ岳鞍部。
ここで昼食・休憩。
  
鞍部付近もマンサクがいっぱい。腰をおろした目の前にマンサク。マンサクを愛でながら昼食。
贅沢なひと時を過ごす。
   

笹ガ岳鞍部で昼食・休憩(食事を済ませて一休み)

笹ガ岳鞍部

    
昼食後、鞍部のマンサクを上からを見ようと鞍部西側の斜面に登って眺めデジカメ撮影。
その内、金泉寺方面からの登山者で賑わい出した。
    

笹ガ岳鞍部

      
昼食・休憩後、金泉寺を目指す。
暫く歩いて途中で金泉寺への登山道が二股に別れる。直接金泉寺への平坦なコースと西岳を通って金泉寺へ向
かうコース。
今回は後者の西岳を通るコースを進む。二股分岐から西岳への登りはかなり急登で、脚がもたつき始めた。
ここは踏ん張りどころと気力で皆さんに追いて行く。
西岳には小さな板切が置いてあるだけ。ちょっとしたピークのようで気が付かなければ見過ごして通り過ぎてしま
いそうな山頂。
   

笹ガ岳より西岳を目指す

     
西岳から下ると多良岳石段の手前へ出る。石段の登山道で暫くそろそろ顔を出し始めた野草探し。
その後、金泉寺で休憩し西野越を通って出発点の黒木登山口へ戻る。

西野越付近のオオキツネノカミソリの群生地では、若い芽がすくすくと生長していた。今年の夏も期待できそう。
八丁谷付近の林道ではフウロケマンやサツマイナモリ等が顔を出していた。もうすっかり春になった。

15時15分、黒木登山口到着。
       

野草探し

黒木登山口へ(西野越付近のオオキツネノカミソリ)

    
今日出会った野草
  
               

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