自然歩道  

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九重黒岳

1587.0M H21.5.10 男池登山口⇒かくし水⇒ソババッケ⇒風穴⇒天狗岩⇒高塚山⇒前岳⇒白水鉱泉

最早新緑の季節に入り山は燃えるような緑に覆われ始めた。
新緑といえば九重黒岳の新緑がとても好きだ。今年も行ってみたいが、ちょうど高速1000円を利用すれば単独でも安価で行
けるようになりました。
さて何時行こうかどうしようかと思案をはじめていたら九重黒岳へのお誘いのメールが入りました。
なんというグッドタイミング!!
早速参加させていただくことになりました。 
  
今日の参加者
まつやんさん、としやんさん、アップルさん、Hirokoさん、nodokaさん、かずさん
Haruさん、Hiroさん、いーさん、GENさん、S・TAROU
  

nodokaさんとかずさんは初めて一緒にあるいてから11日しか経っていませんが、今回でもう3回目の同行です。
      

動画⇒クリック

     
朝7時に男池駐車場集合ということでしたが、もう早くから皆さん集合済み。
自己紹介やら本日の予定等の説明があって、6時45分には男池の登山口で清掃協力金100円払って入山開始。
   
  

歩き始めるといきなり野草撮影が始まりました。
今日の参加者は歩き専門隊と軟弱歩きの花好み隊の
2つに区別されます。前者をウサギチーム、後者をカメ
チームとでも言っときましょうか。
両方を使い分ける参加者もいましたけど。

まだまだ撮影が続きます。これでは今日はソババッケ
でUターンになるかもとリーダーのいーさん。
そんなのお構いなしと激写に挑むカメさんチームです。
何の野草を撮っているのでしょうか?
ウサギチームはもう遥か前方に進んでいました。

     

やっとかくし水へ到着です。後方のカメチームは私の後
方にまだまだ続いています。
ウサギチームは待ちくたびれたようにじっとカメチーム
の到着を待っててくれました。
かくし水で皆んな揃ったところでソババッケ目指して歩
きはじめました。

      

   
この美しい新緑の中を小鳥の囀りを聞きながら歩くのはとても幸せなひと時でした。
これ以上の言葉は不要のようです。

     

ソババッケに到着しました。スタートから1時間25分。
右手にはもう直ぐミヤマキリシマでピンクに染まる平冶
岳が聳えています。

      

  

ソババッケから暫く歩いたところに今日初めて出会うツ
クシシャクナゲが咲いていました。
いーさんが「ここでこのくらい咲いていれば上はまだま
だ大丈夫」と太鼓判。
カメチーム、ここでも激写タイムで前進中断。
   

ソババッケから大戸越への分岐を過ぎ、ヤブレ笠の美
しい一群を見ながら進むとセリグチ谷を歩きます。
ここは石ゴロゴロで歩き難いところ。雨で塗れた時は滑
りに注意です。
脚に打ち身などの小さな傷を負いやすいところです。
脚が短いので今日も岩で打ち傷を負ってしまいました。
    

セリグチ谷を進むとやがて風穴です。
nodokaさんとかずさんはここは初めてだそうで、珍し
そうに中を覗いていました。
ここで小休止。Hirokoさんから全員へグミゼリーの差
し入れ。甘酸っぱくて疲労回復には最適です。
しばらく小休止です。

    
  

風穴より高塚山、天狗岩を目指します。
ここの登山道は急でしかも小石がらがらの道。
上からの落石には注意です。この時も数回下へ「落〜
!!」と叫ぶ場面がありました。大した石ではありませ
んでしたが、注意するに越したことはありません。
この登りからウサギへ変身。前の方を登らせてもらい
ました。

高塚山、天狗岩への分岐近くになるといよいよツクシシ
ャクナゲのお出ましです。まだ蕾の部分もありました。
やがて最初の天狗分かれに到着し、ここで後続を待ち
ました。
全員揃ったところで天狗岩、高塚山を目指します。

     

  

左手に高塚山

右手に天狗岩

    
次の分岐でザックをデポして天狗岩を目指しました。
天狗岩へかずさんとHiroさんが挑戦。登るのはいとも簡単でしたが、さて岩から降りるとなるとこれが大変で
した。山登りも登るよりは下りる方が難しいと言いますが、それを如実に物語っています。
GENさん、まつやんさんが夫々手取り足取りでレスキュー。無事終了。
  
皆んなが帰り始めた頃、岩へ登ってみました。景色は爽快でした。
やはり、下りはちょっと緊張しました。岩が濡れている時は当然登り厳禁ですね。
   

天狗岩へ登ったGENさん、かずさん
かずさんの姿勢が何となく心もとない

続いてまつやんさん、Hiroさん
元気いっぱいに手を上げて応えたまでは
良かったんですが・・・・・。

  

   

かずさん 登るには登ったものの
かずさん 体がすくんで岩から降りれません。
早速GENさんの助けが・・・。

Hiroさん 岩にへばりついて動けません
まつやんさん どうやって良いのか持余しています
(いーさんの画像から)

        
天狗岩からデポした分岐へ戻りランチタイム。
  
ランチタイムの後、高塚山へ一登り。
目前の大船山、平冶岳、三俣山が美しい。しかし気温はぐんぐんと上昇していました。
   



高塚山 1587M

12:20

全員集合(としやんさんが抜けてます)

     
高塚山の後はUターン組と縦走組に分かれました。
縦走組はHaruさん、GENさん、まつやんさん、hirokoさん、かずさん、S・TAROUの6人。
12時20分縦走開始。しばしのお別れです。
黒嶽縦走は2回目です。その時もたしかツクシシャクナゲが咲き誇る時期だったと思います。
下山付近の新緑が素晴らしかったことが思い出されます。
  
   ウチ サガノ オンナバ ダイヒョウシテ ジュウソウシ
テクルケン。
モシ ナンカ アッタラ ネーチャン ト ウチノ バーッ
チャン バ タノムケン。
  
  
ソウネ ナラ フクオカノ オンナワ マットルケン
バーッチャン ノ コトハ マカシトキ シンパイ センデ
ヨカ

男性群 じっと両者の会話に聞き入っています。
     
  
12時30分縦走開始。
ここからの登山道はかなり険しい道が続きます。
この辺りは歩きはじめで、歩きにまだまだ余裕あり。
しかし、それもつかの間で急な下りの連続になります。
手と足を使って下ります。気が抜けません。

  
ツクシシャクナゲが随所に咲いていました。上の方では
蕾が残っているのもありました。
日当たりが良いところでは少し盛りを過ぎた箇所もあり
ましたけど。
アッここも・・・アッあそこも・・・と叫びながら歩く縦走路
もまた楽しかった。それに登山道から見下ろす野生の
シャクナゲの眺めは最高でしたね。
     
  
高塚山から歩くと上台です。上台から下ると上台うつし
に出ます。ここは鞍部みたいなところ。そこから登ると
やがて↑の露岩に出ます。ここからの眺めは素晴らし
い。先に着いたHaruさんが露岩の上で待っていてくれ
ました。
露岩周囲にはイワカガミが咲いていた。

露岩から10分足らずで前岳(1340M)へ到着です。
前岳で小休止して白水鉱泉へ向けて出発。
ここからの登山道は急坂です。
手と足を使いながら、時には樹にすがり、時には岩に
手を添えながら下ります。
しかし、景色を見ながらの歩きは楽しいですね。
    
  
仙人岩を通りました。暗い時はちょっと不気味かな〜?
ここには風穴があって物凄く涼しかったです。掃く息が
白くユラユラと・・・。暫く涼を楽しみました。
仙人岩を通るHaruさんとhirokoさんです。
  
  
   

続いてまつやんさん、かずさん、GENさんが続きます。
真夏だったらここからなかなか離れることが出来ないで
しょうね。
仙人岩周辺はツクシシャクナゲがいっぱい咲いていま
した。
ツクシシャクナゲの群生地はここまでだそうで、ここから
ブナやミズナラの新緑地帯の歩きです。

    
仙人岩を過ぎると周囲の景色が穏やかなものに変わります。
ブナやミズナラなどの広葉樹林帯です。
ここも往路での男池周辺の新緑と同じく素晴らしかった。
 
途中で黒嶽荘と白泉荘への分岐があります。左へ進路をとっ
て白泉荘へ進みました。
  
ここからはいわゆる普通の登山道に変わります。
ダラダラ道ですが白泉荘までかなり歩いたような気がします。
体力を使い果たして余力が残っていませんので、ちょっとした
スベリでもシリモチをつきそうになったりしました。
  
今日の水は男池〜風穴〜高塚山ピストンの想定でしたから
水は1.8Lを持っていきました。これも少し多めに持って行った
つもりでした。
縦走歩きに変更したことと予想外の暑さで黒嶽荘と白泉荘の
分岐に来た時に最後の一飲みで水は使い果たしました。
白水鉱泉での炭酸水が冷たくてうまかったこと。
白水鉱泉へ着いたのが」16時20分。実に9時間35分の長丁場でした。
冷たい炭酸水を腹いっぱい飲んでタオルを浸して首筋へあてたらほんとに生き返ったような気分。
縦走組のHaruさん、GENさん、まつやんさん、hirokoさん、かずさん ほんとによく歩きました。
特にかずさんは初縦走ということでしたが、元気いっぱいに付き合ってくれました。
  
男池からいーさんととしやんさんが車で迎えに来てくれて、出発地の駐車場へ無事戻ることができました。
今日は沢山の野草あり、新緑あり、のんびり歩きあり、ツクシシャクナゲあり、ハードなアップダウンあり、ハラハラドキド
キの岩場あり、笑いありの楽しい一日でした。
皆さんと一緒に歩けて大変幸せでした。皆さん有難うございました。

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