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火の山連峰縦走

火の山 303.6M H21.9.7 陶来楽夢山歩登山口⇒鯨岩⇒岩屋山⇒陶ヶ岳⇒火の山⇒梅ノ木山⇒遠下山⇒亀山⇒セミナーパーク

        
以前より凧さんから9月7日仕事の代休が取れるので何処か希望の山はありませんかとお誘いを受けていました。
凧さんからも2・3候補地を提示して頂きその中に火の山・陶ヶ岳(スエガタケ)縦走が入っていました。
私は今まで遠くの山には関心があまりありませんでしたから九州以外の山は登ったことがありません。
ッでちょっと関心を持ちまして海外の山には登ったことが無いので火の山・陶ヶ岳縦走に行ってみたいとお願いした
ところ快く承諾を頂きました。
   

      
動画=クリック
   
今日は豊津の俊ちゃん・信ちゃん夫妻と松永邸薬草園の駐車場で待ち合わせです。
朝7時に凧さんに拾って頂き自動車道を山口南ICで下りました。火の山連峰は自動車道から直ぐのところで全貌が
車窓からまる見えです。
Webで調べた印象ではわりと楽チンコースの印象を持っていました。しかし実際に見る印象はかなり高低差があっ
て険しい縦走を予感させました。
しかし、天気は抜群に良いし眺望も素晴らしいだろうな〜と期待が膨らみます。
  
9時過ぎには松永邸薬草園の駐車場に豊津のご夫妻は既に到着してありました。
そこで用意してあったコース地図のコーピーを頂きました。詳細に書かれた地図で、これを見ながら歩くのがまた楽
しく非常に参考になりました。自分でも地図を用意して行きましたが、これを参考にする事はありませんでした。
  
9時25分に駐車場をスタート。今日は縦走ですから北端の潟上(カタカミ)中学校側の登山口まで車道を歩きます。
駐車場から直ぐのところに
松永周甫薬草園跡と松永邸があり寄ってみました。
薬草園跡の奥に陶ヶ岳への正面コースがあります。
  
  


      
松永邸

松永周甫薬草園跡(先方から正面コース)

      
駐車場から北側へ廻り込むように歩き潟上中学校裏側の登山口を目指します。
歩く車道から火の山連峰が一望できます。ん〜ん・・やっぱり険しそうだ。特に中央に見える陶ヶ岳から亀山へ至る
後半はかなり険しそうだ。
   
中央に見える陶ヶ岳はクライミングの山でもあるそうで、ひときわ岩肌が露出して険しそう。
豊津の俊ちゃん・信ちゃんは正面コースを陶ヶ岳へ2回経験があるそうです。俊ちゃん曰く、クライミング途中で足が
震えそうになったとか。
凧さんは初めて。しかし、以後の凧さんの歩きはWebで調べただけなのに何の迷いも無く道を進むのには驚きでした。
   

火の山連峰(中央:陶ヶ岳) 駐車地から登山口へ向かう途中から撮影

     
駐車場から歩いて25分、潟上中学校体育館の横を通ると登山口に到着。
いよいよ登山口からスタート。「陶来楽夢山歩登山入口」と書かれた標識がありました。
何と読むのか皆目わかりません。ちょうど年配のおばさんがいたので何と読むのか尋ねたら「私しゃここに住んで
60年くらいになるんやけど、ここから先へ行ったことがありまっせんと」 ッということで解読不明。
(後ほど豊津の信ちゃんがWebで調べた結果、「スクラム」と読むんだそうです)
   
登山口から暫くは地面がジメジメして湿地帯を思わせるような登山道です。潟上という地名だから以前は湿地だっ
たのかも知れません。
   


     
何と読みますか?

登山口スタート(湿地帯のような感じ) 9:45

     
暫くはシダが登山道を覆い被さるような登山道が続きました。今時ここから歩く登山者は少ないようです。
私は最後尾を歩かせてもらいましたが、先頭を進む凧さん、信ちゃんはくもの巣払いで相当苦労したようです。
岩を巻くようにして上がったら鯨岩に到着。
  
少し登り辛いですが全員岩の上に登りました。眺望抜群です。緑の山や田畑が美しい。山口市街も一望。
鯨岩から岩屋山を目指します。登る登山道から鯨岩が見下ろせます。真ん中で大きく割れた左側の石から右側の
石へ飛び移って(5・60センチ位の空間)岩の上に立ちました。右側から左側の石へ飛び移るのはとても危険です。
    



   
鯨岩で集合写真
豊津の信ちゃん画像提供


  
鯨岩を眺めながら進む

鯨岩に立つ 10:15

      
シダが多い登山道を進むと岩屋山です。岩屋山の西側に大展望岩がありますが、これは地蔵院コース上にあって
今回は寄りませんでした。
   
  

シダが多い登山道 くも巣払いで先陣を悩ませる

岩屋山(218M) 10:30)

    
岩屋山を過ぎるちょっと広めの展望地や北Vピークを過ぎたらシダが多い登山道から木立が多い登山道となります。
少し暗い感じはしますが、涼しさはありました。
やがて鳥居がある箇所を通ります。
   
  


  
鳥居(10;55)

陶ヶ岳を目指す

    
鳥居を過ぎればちょっとした広場(肩の広場)に出ます。この広場に小屋があって中へ入ると小奇麗に作られた寝椅子
みたいなものが作られていました。ここで寝ることができるそうです。「陶ヶ岳観音山荘」と書いてありました。
ここの広場から南側へ陶ヶ岳の直下になっているクライミングの登り箇所を案内して頂きました。
  
陶ヶ岳へ登る登山道の横には陶ヶ岳観音祠は祭ってありました。
陶ヶ岳へは祠の手前から登ります。
      
  

陶ヶ岳観音山荘広場辺りから陶ヶ岳を見上げる

  

陶ヶ岳観音祠

    
陶ヶ岳へは11時20分に到着。予定通りです。
車道から見上げた岩肌むき出しの陶ヶ岳山頂はスリルある風景ばかりでした。
  
ここで昼食・休憩。
  
  


  
陶ヶ岳祠

陶ヶ岳山頂(230M) 11:20

     


    
陶ヶ岳山頂岩場

  

陶ヶ岳東側岩場

    
凧さんのカイトにお目にかかるのは久し振りです。知らぬ間にカイトも一回り大きなものになっていました。
残念ながら風は吹くのですが風が長続きせず、凧さん何度も浮揚を試みましたがカメラを持ち上げる高さまでには浮揚
出来ませんでした。
しかし、久し振りに見るカイトが悠然と空中遊泳する姿を見せてもらいました。
    
   

凧さん カイトに挑む

   

久し振りに見るカイトの雄姿

    
昼食・休憩後、火の山を目指します。途中で振り返る陶ヶ岳の雄姿は見事でした。
縦走路の西側は田園風景や瀬戸内海の景色を見ながら歩きます。
見たところ田園は海を干拓して造られたように見えました。海の入り口には調整池がありました。
   

  


  
縦走路から西側の景色

火の山へ向かう登山道から陶ヶ岳を振り返る

       
火の山には立派な祠が祭ってありました。
山頂から瀬戸内海方面の眺望が楽しめます。
遠く山並みが見えましたが由布岳だろうということになりましたが、遠くは霞んではっきりわかりません。
すると四国はこっちの方。これも霞んではっきりわかりません。
   
火の山は縦走路から少し西へ入っているので、縦走路へ戻って梅ノ木山を目指します。
  


   
火の山(13:00)
  
303.6M

火の山山頂祠

火の山山頂からの景観(瀬戸内海)

      
この頃になると気温が上がって厳しいアップダウンも加わって進むのも思うに任せません。
汗ダラダラです。余裕の水量のつもりが飲む回数が多くなって残量が気になりだしました。
  
梅ノ木山で信ちゃんがつくった麦茶を凍らせたペットボトルを4等分にボトルごと割って4人でガリガリ氷に
ありつきました。これで生気が蘇ったようになりました。この氷のお陰で随分助かりました。
   


  
梅ノ木山(13.30)

梅ノ木山で一休み

    
遠下山(南Uピーク)を通過して最後の亀山を目指しました。
炎天下と想像した以上の厳しいアップダウンでもうヘロヘロの状態でやっとこさ亀山到着です。
火の山連峰最後の山です。とうとう最後の峰まで走破することが出来ました。
  
ここで信ちゃん(俊ちゃん)のザックからまたまた魔法の氷が出てきました。麦茶を凍らせた残り1本の氷です。
凧さん、魔法のザックからノコギリを出して4当分ゴリゴリ。今度はうまく砕くことができました。
氷を口に含んだらたちまち身体の熱が一気に飛び去ったみたいで、また生気が蘇りました。
今回は氷様様です。
   


   
亀山(14:15)
  
火の山最南峰山頂


   
亀山山頂で集合写真
全員くたびれ顔です(笑)
豊津の信ちゃん画像提供

亀山山頂

     
下山は少し往路を戻り亀山セミナーパークコースを下りました。
傾斜はきつかったものの生気を取り戻した勢いであっという間にセミナーパーク側の登山口へ下りました。
   
セミナーパークから車道を歩いて松永薬草園駐車場までテクテク歩いて戻ります。
歩く途中でコンビに飛び込み、とに角喉の渇きを潤そうと500mlのコーラを一気飲み。
   


   
亀山より亀山セミナーコースを下山

  

P(駐車場200円)より左廻りで縦走
陶ヶ岳観音山荘広場は
肩の広場のことです
ここで陶ヶ岳直下のクライミングコースを見たりしてウロウロ
しましたので、軌跡もそのとおりウロウロ軌跡が残っています

     
後半はメチャクチャ暑い歩きで体力を消耗し尽したようですが、コースは低山ながらとても良いコースです。
春や秋の良い気候の時に歩けばほんとに良いコースだと思います。
機会があればまたやって来たいお勧めのコースでした。
  
帰りは近くの長
沢温泉(380円)でゆっくり汗を流し帰路につきました。


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