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根子岳のオオヤマレンゲ

H22.06.20

      
凧さんより根子岳オオヤマレンゲの群生地を見に行きませんかとお誘いがありました。
オオヤマレンゲは一昨年英彦山で初めて、昨年も同じ英彦山、そして今年は英彦山と久住の猟師山付近のを見て、これが3回目
となりました。
しかし生憎と梅雨のシーズンに入って天気予報は二転三転、毎日ハラハラドキドキ。結局運を天に任せて鑑賞登山決行ということ
になりました。

        
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当日朝の天気予報は降水確率が午前中50%、午後から70%です。まさに出たとこ勝負という心境でした。
ヤカタガウドの駐車場に集って準備する時は雲は立ち込めていましたが、雨が降ってくる気配はありません。空は比較的明るくなって
いるような気さえしました。
しかし、皆さん全員レインウェアにスパッツ装着。
  
今日のメンバー構成は同じ山登りでも日頃はクライミングを中心とした活動グループと花鑑賞や山歩きを楽しむグループとの混成チー
ムです。珍しい構成です。
凧さんの呼びかけでここ3年、年1回こんな感じの山行があっています。
昨年はキスミレが綺麗な
御竈門山から阿蘇烏帽子岳縦走、その前は雪の星生山〜天狗ヶ城〜中岳で氷が張った御池を歩いたりし
ました。
  
花と岩登り組のメンバー:凧さん、地元根子岳の主I原さん、タクシードライバーさん、Oさん達6名
花だけ組メンバー:北九州、宗像、筑豊、佐賀、福岡市から9名   総勢15人の歩きです。
ヤカタガウドからオオヤマレンゲ群生地まで皆で歩いて、岩登り組はそこからクライミング、花だけ組はピストンで引き返します。
   
自己紹介の後、今日案内して頂く根子岳の主I原さんよりコース説明と注意事項の説明ありました。
今日歩くコースは崩落、落石の危険が多い箇所。最近事故が多く今までこのコースは中級者コースだったのが上級者コースへ変更
されたコースで、緊張が走ると共に初めてこのコースを歩く自分は気が引き締まる思い。
   
朝9時15分スタート
空は相変わらず雲が立ち込めていますが、雨は降っていません。

      
なだらかな傾斜の林道を歩いて、やがて厳しい表情の登山道へと変わります。
久し振りのレインウェアーで蒸し暑くてたまりません。
雨は当分大丈夫の気配なので、たまらずレインウェアーを脱いでザックの中へ。
   
高度を少しずつ上げて進むと苔むした岩の登山道です。以前からこのコースは滑りに注意と聞いていましたが、実際に歩いても何
となく緊張感が体を走ります。
足元ばかり注意していると両側から圧迫感が・・・。見上げると両脇に今にも落石してきそうな岩壁が威圧感を与えます。

苔むした登山道と両脇から迫る岩壁かろの落石に注意

滑りそうな岩のスロープ

    

この辺りが最も滑りそうな感じ

大きな岩のガレ場

       
       

滑りに注意

両脇の岩壁に注意

       
       
緊張の連続が続く登山道も急に上の展望が開けた箇所がありました。
右の岩はコブが二つあって(一つしか写っていませんが)ラクダ岩だそうです。
この尖った岩も遠くから見えるギザギザの根子岳特有の景観の一部となっていることでしょう。

右側はラクダ岩(コブが二つ)

        
        
最初に出逢ったオオヤマレンゲです。
       
       
森の貴婦人」達です。

       
       

       
       
オオヤマレンゲに酔いしれた後は花と岩登り組4名はクライミングで上の縦走路へ、花だけ組と凧さん、根子岳の主I原さん11名は
ピストンでヤカタガウドへ戻ります。
オオヤマレンゲ鑑賞中から雨がしとしと降り始めました。
下山の登山道は登りの時よりもかなり緊張。
   
駐車場へ着く頃には雨は本降りとなりました。

       

        
        
天気予報に一喜一憂しながらやっとオオヤマレンゲの群生地を訪れることが叶いました。
企画して頂いた凧さん、登山途中でも注意箇所をその都度出して頂いたり、登山のサポートして頂いた根子岳の主I原さん、大変
お世話になりました。また同行して頂いた皆さん、楽しかったです。有難うございました。

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